November 23, 2009

いつ電話してもいないって言うけど頭ん中で爆音で音楽が鳴ってるから聞こえねえよ!(2)

memo
α
Black ragoonのOPテーマの冒頭が、何度聞いても"I have a BIG-IP"に聞こえる空耳アワーpsiです。こんばんは。
ω
単体構成なんだ。冗長構成組もうと思うと1000万超えるからな...って、誰が分かるんだよ、このネタ!
α
と、思ったので2年くらい言うの我慢してたんだけど、我慢できなくなった。
ω
2年我慢したならもう忘れろよ。。。っていうか、この自分語り冒頭挨拶久しぶりだな。
α
まあね。っていうか、エントリのポスト自体久しぶりだしな。
ω
忙しかったんだよ、っていうか今も忙しいんだよ。
α
でも休みは取れてるんでしょ。
ω
取れてるよ。でも、死んだように眠るのとかパンツ洗うのに精一杯でブログのネタを考える暇がない。
α
パンツ以外にも色々洗った方がいいと思うよ。
ω
洗ってるよ。でもまあ、主にパンツだよ。
α
パンツパンツ言うな! パンツネタ(※)はもういいよ。 ※ここのコメント欄とかこれとか
ω
今日は時間がないので推敲もしないし脱線しないように気をつけたりもしないのでどうなるか分からないゾっ!
α
なに、「ゾっ!」って。カワイ子ぶってんの?
ω
突っ込みいれるな! 話が終わらなくなる!
α
じゃあ、今日のテーマは何よ?
ω
半年以上前から取り上げようと思っていたアレだ。
α
もしかして、スイーツ完結編?
ω
残念! ロケチリ復活についてだ。
α
あ、名前出した。。。。
ω
もう時効だろ。以前このエントリで話題にした彼女のユニット名がロケットオアチリトリなのですが、まあ、前回のエントリで書いたとおり、当時は渋谷系界隈でかなり話題になったんですが、その後大学が忙しかったのか何なのか、音楽方面では全然音沙汰なくなり、第三者的には完全に一発屋的なアレになっていたわけですが。
α
ところが去年あたりからにわかに活動を再開し、このへんとかこのへんでは「あの伝説のロケチリ復活!」的な扱いなわけですよ。
ω
廃校フェスではにせんねんもんだいとかイルリメとタメはってるしな。
α
10年前の一発屋が復活したら、メジャー界隈では結構生温かい目で見られますよ。
ω
まあね、「Class復活!」とか言われても「あれ、まだ生きてたんだ....(苦笑)」みたいなね。
α
まあ、本人的には三十路を目前にして何か思うところがあったのかもしれないけどさ、こんなリスペクト的な扱いをしてもらえるなんて、大人になった元渋谷系の皆さんの温かさに全米が泣いたことですよ。
ω
でもさ、相対性理論とかもさ、最初ナオキとかumzwさんとかから名前聞いたときは「何者やねん?」とか思ったけど、その後メディアとかにも取り上げられるようになって気をつけてニュースとかみてると完全に10年以上まえの文脈から語れるじゃん?
α
対バンとか、完全に10年前の歌モノブームとか、実験音楽系とかとカブってるよね。
ω
そうそう。HEADZ/FADER系ですよ。ロロロみたいなweatherのアーティストかと思った。
α
挙句の果てにはカールステン・ニコライとか出てくるしな。
ω
あれは笑うわ。たまーに、坂本龍一とか、池田亮司とかいかにもな人たちのイベントに名前連ねてるときあるけど、アレ系のシーン自体が完全に縮小してるでしょ? もう死んでるかと思ってた。
α
いや、人間そうそう簡単には死ねないものだよ? 縮小してるかどうかもわからないほどpsiがあの界隈から離れただけじゃね?
ω
あの界隈って。渋谷タワレコ5F奥って言えよ。
α
いや、その表現も大多数には分からないぞ。
ω
でさ、だから一回り年下のナオキとかの話題にも、一昔前にその界隈に詳しかったおかげでついていけるわけ。つーか逆にリスペクトされるわけ。
α
それってうちらが中高生のときにスミスがどーのとか、XTCがどーのとか、TFCは初期が良かったのと演説ぶってるやつが幅利かせてたのと同じじゃね? スミスもリアルタイムで聞いてないくせにロックを語るんじゃねぇみたいな。新人バンドの○○なんてスミスのパクりだろ? みたいな。当時のウチらにとってみれば「知らねーよ、そんな昔のこと、ジジイはスッこんでろ、ロックは若者のモノだ!」みたいな。
ω
うーん、ある意味同じなんだけど、ある意味違うんだよ。アレは単純にROの編集者っていうか増井がその年代だったってだけじゃん? 相対性理論みたいな日本のアーティストの場合、電2の力なくしてあそこまでの盛り上がりはありえないわけ。音源自体はメジャーレーベルから出してなくても、雑誌とか電波とかイベントとか電2の息のかかってないところだけでやるのは無理だし。
α
つまり、電2のメイン戦力が今や、昔カウンターカルチャーとして歌モノとか実験音楽とか聴いてた世代、つまりは自分と同じ年代になったってことなんだよ。それがメインストリームとして消費される時代になったんだよ。
ω
まあ、確かにベースヤギとかそのダンナとかのブイブイ言わせっぷりを見ればその通りだな。
α
でさ、多分その電2の担当者はさ、相対性理論をいわゆるマス文化としては見てないんだよね。
ω
うん? kwsk
α
つまりさ、そいつも中高生のころとかは電2に代表されるような広告代理店とかその手下のマスメディアが提供するマス文化は退屈なオトナの文化と思ってて、それのカウンターカルチャーとしてサブカルチャーを支持してたわけじゃん?
ω
まあ、相対性理論担当の電2社員なんているのか知らないけど、まあ、なんかそういう仕掛け人的な人がいるとしての話ね
α
そうそう。別に相対性理論じゃなくてもいいんだけどさ。ガンダムとかでもいいよ。とにかく、担当者レベルでは、自分が中高生のころに巷に蔓延していたようなスッカスカで退屈な、大衆向けに希釈された低品質な文化じゃなくて、自分が面白いと思っていたカウンターカルチャーを、電2パワーで世の中に広めてやろう! と思ってるんじゃないかと思うわけ。
ω
カウンターカルチャーはマスメディアに仕掛けられたブームじゃないから、流行り廃りじゃなく、10年後の今でも十分に価値があるし若者に受け入れられるはず、みたいなね。
α
そういえば、歌モノといえば、空気公団が今頃「青い花」のOPに採用されてたのもびっくりだよね。歌モノブームで空気公団が話題になってたのなんて十年以上昔じゃん。
ω
デビューアルバム持ってるよ。。。多分、そういうpsiみたいなヒトがアニメの制作委員会だか企画だかにいて、「あれ、そういえば昔好きだった空気公団ってぴったりじゃね?」みたいに思ったんじゃん?
α
相対性理論も流行って「そらみろ! 通用する!」と思ってると思うよ。
ω
「俺、いいことした、ガンダムを再評価して、クオリティ高くマスに届けた!」と思うわけだ。
α
いつの間にかガンダムの話になってる。。。
ω
でもさ、この構図って、別に今に始まったわけじゃないと思うんだよ。
α
言っちゃった。。。。
ω
ウチらが中高生の時に「オトナたちがレディメイドで提供する薄っぺらい大量生産文化」と思っていたモノも、多分仕掛け人たちはそんなつもりでは出してなかったのよ。少なくとも発端は。
α
逆に言うと、半分は当たってるんだよね、薄っぺらい云々も。今、昔カウンターカルチャーと思っていたものをマスで提供することにも、かならず(オトナの事情とかで)希釈するプロセスが混じっていて、既に薄っぺらくなっているんだけど、それは本人的にはすでに「より高品質で届けるためにはお金が必要で、だからスポンサーの意図が介入するのも多少は問題なし!」みたいになってたりして問題視されてないわけ。
ω
末端というか、エンドに近いところでははもっとお金のために合理的に動いてるだろうしね。
α
本人的には「俺はこんなにブイブイ言わせてる、子供の頃に父親とかがそうだったみたいな疲れ切ったサラリーマンになってないし、そういうやつらがお役所仕事的にやってたのとは違う仕事をしてる!」と思ってるんだろうけど、多分そいつもブイブイ言ってるのは仕事中だけで、家に帰ったら「ぶはー、疲れた、ビールどこだ、ビール」みたいになってるんだけど、自覚してないんだよ。
ω
電2社員も自分と同じ行動パターンと決め付けるのはどうかと思うよ。
α
失礼な! psiはビール探したりしないぞ!
ω
嘘つけよ。。。
α
あんな狭い部屋、冷蔵庫以外のどこを探したらビール出てくるんだよ。
ω
なんだろう、この虚無感。。。
α
かつてコドモだったヒトたちは、自分がオトナになってしまったことに気づいてないんだな。
ω
ナオキがさ、まだ未成年だった頃に「俺が高校生の頃『RADWIMPSがいい』って散々言ってたころにはみんな見向きもしなかったくせに、今頃RADWIMPSがめちゃめちゃ流行ってて、友達とかこともあろうに俺様に向かって『お前RADWIMPSって知ってる?』とか聞いて来るんスよ。すげーイラっと来て。こういう感情、くだらないって分かってるんですけど、でもやっぱ腹立つんですよね。『RADWIMPSは俺が育てた』的な」みたいな話をしてたじゃん?
α
その若さでそういう感情がくだらないって分かってるだけでも大したものだと思ったけどね。
ω
でも同時に、「こういうサブカルチャー人生歩んでると、少なくともあと数十回はそういうことが起こって、そのうちイチイチ腹立てるのも面倒になってくるよ...」と思ったよね。
α
カウンターカルチャーであるはずのものが、マス文化として消費されていくことを受け入れるしかなくなるというか、諦めるというか。
ω
そういう諦めの分水嶺みたいのって多分もう一回来るんだよ。それがオトナが、自分がオトナになってしまったことに気づいた瞬間だよ。
α
ああー、あのガンダム仕掛け人君が、現場の仕掛け人から書類上の、あるいは金勘定上の仕掛け人に変わる時だ。
ω
なんだろう、この虚無感。。。
α
psiもさ、そのしがみついている分水嶺から手を離すのか、人生やめるのか、早く決めた方がいいんじゃね?
ω
ロケチリは、手を離したのかなぁ。。。

投稿者 psi : 12:01 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

September 14, 2009

psiの魂に安らぎあれ

book music

また対談形式にする時間がない。

■アンブロークン・アロー

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このままだと深井零が新世界の神になってしまう。。。なんだろう、「新世界の神」という単語だけで失笑を誘ってしまうこの世の中。デスノの功罪恐るべし。
もちろん、神林先生は硬派SFの権化ですから、デスノネタで受け狙いなんてしないですよ。素なんですよ。「涼宮ハルヒの憂鬱」アニメ7話で長門が「膚の下」読んでてびっくりしましたけども。でも長門は宇宙人...ってことは統合思念体ってジャムのことだったの?! ヒューマノイドインターフェースってことは、長門はアートルーパーじゃなくてジャム人間!?

膚(はだえ)の下膚(はだえ)の下

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まあ、いいや。
「グッドラック」でロンバート大佐がクーデターを起こしてもなお、「ジャムとは結局何なのか?」については一向に見えてこなかったのですが、本作ではロンバート大佐が急にラスボスっぽさを発揮して、「ジャムとはなにか?」についてのガイド役を果たしています。
「グッドラック」から本作までの間に「膚の下」があり、そこでアートルーパーの自我の獲得についての思索があったわけですが、本作はもはや小説の域を超え、「膚の下」を踏まえた上での長大な思考実験といった趣。
「ジャムとは何か?」へ到る道が、「自我とは何か?」とほとんど同じ経路をたどる以上、自我を何に恃むのか、すなわち神とは何か、という話から逃れられなくなっている。幸い、深井零が日本人であるという設定上、安易に神という存在も結論もそこにはない。
次回作あたり結論がでるのかしら。楽しみです。

戦闘妖精雪風のアニメ化はいったん完了してしまいましたが、本作をこそアニメ化してほしい。
「ジャム機でもあり、雪風でもある状態」や、「雪風が偏在する状態」、「雪風のストーリーを構成させられている登場人物たち」というものを、視覚的に表現されている状態で見てみたい。
それは一種の不確定性を潰す行為なのだろうとは思うけれども、あのアニメスタッフならば、(神林先生の表現意図と一致するかは置いておいて)アニメとしての別の可能性を見せてくれるような気がする。
ただ、あれだな。堺雅人と中田譲治は降板でいいや。あの二人が喋るとホモホモしいし、クーデター後のブッカーと零にしては内向的すぎる感じがする。まあ、中田譲治は演技でカバーしてくれる気がするけど、堺雅人は戦闘シーンのセリフとか、いまいち軍隊っぽさが出なそう。


■2009/09/12 FARRAH @O-NEST Shibuya

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アングロサクソンの男前は「もっさり→セクシー→ハゲ」というハイプカーブを描くのですが、デビュー当時は一体どこの田舎から出てきたのかという純朴風情だったJezは男前に熟しまくって「過度な期待」を通り過ぎたハゲへの坂道の途中にいる感じです。坂道の途中でも普通にモテそうな風情です。その上性格は以前と変わらずさわやか好青年なのでモテモテです。
そして新規加入のミシェルがカワイイ。男の客が半数くらいいたのですが、彼らも満足に違いない。この子も若干パンク入ったルックスなのに性格が非常に丁寧で真面目でいい子。声もかわいい。二人ともMCを日本人にもわかりやすい英語(日本語混じり)で丁寧にしゃべってくれる。
煽りが多いのがちょっと困るけど、こいつらなら許せる。
選曲も最近の曲から昔の曲までまんべんなく。Terryとtired of apologizingをやってくれたので満足。 I wanna be your boyfriendとかLiving for the weekendとかもやって欲しかったが、そんな昔の曲ばかりやるわけにもいかないしな。Date On TVも盛り上がった。

前座のバンドはボーカルも曲も良かったけどもう一声ひねりがほしい感じ。
行き道途中の恵比寿でayaさんに遭遇してご尊顔を拝すことができてラッキーでした。相変わらず仕事帰りとは思えない完璧なメイクとファッション。

片やpsiは汗臭い格好の上に帰りFIGLIでメシ食って帰るつもりがワイン飲みすぎて吾妻橋ダンスクロッシング行けないどころか会社の資料も手をつけられず。ダメっ子。。。

投稿者 psi : 11:56 PM | コメント (0) | トラックバック (0)

September 09, 2009

夏おわる。寒い。

ART memo movie

一つ一つ独立でエントリ書く暇がないのでとりあえず。後でちゃんと書くかも。

サマーウォーズ
 中途半端。

■前プロジェクト飲み会@秋葉原
前回に引き続き。
以前レーズンが食えないと言っていた先輩が聞いてもいない夫婦の問題を宣言するのでそんなこと宣言しなくていい! と思いました。
UCが熱いらしいです。すいません、読まないままブクオフに売っちゃいました。ミネバ様が出演なさっているとは露知らず。。。

■ヤギタン邸飲み会
大顰蹙か大ウケか、一か八かでiwmtを連れて行ったら幸い後者だった。
しかし論文書かなきゃいけないから早く帰ろうと思っていたのに結局終電逃してiwmtを家に泊める羽目に...orz

トリツカレ男@銀河劇場
umzwさんが事務所の招待で呼んでくれた。イイ席!わお。
恋愛話は興味がないんだが、音楽がリトクリ&クラムボンと聞いては断れん。演出もよかった。

他にも知り合い呼んでくれといわれたので、すごく久しぶりにyzwさんに電話したら変わってなくてよかった。準教授だかなんだかになったと聞いていたので普通に社会化されて結婚とかしていたらどうしようと思ったのだが。
また舞台とかブルーノートとか連れて行ってもらおう。

yzwさんに聞いたところによるとkjkwさんは結婚したらしい。感慨深い。
なにせkjkwさんは「婚活」という言葉の考案者なのだ。結婚しなかったら医者の不養生みたいになる。
↓5年くらい前の会話。
kjkw「そろそろ本気で就活をしようかと思うんだよ」
psi「転職すんですか?」
kjkw「いや、永久就職の話」
psi「それって嫁に行く人が使う言葉では」
kjkw「じゃあ、結婚活動だ。婚活」
psi「婚活って具体的になにすんですか」
kjkw「合コンに行きまくる」
psi「それって今となにか違うんですか」
kjkw「ちがうよ。心構えが。結婚を前提におつきあいすることを前提にコンパをすんだよ」
psi「そうですか......じゃあ邪魔になるといけないんで今後kjkwさんのまわりをうろちょろすんのやめときますね」
と、いう流れでライブとかお誘いしなくなったのだが、その甲斐あったようでよかった。

ビートロック・ラブ
トレーラーを深夜アニメの時間枠でやっていたのを見たときから超絶B級なのはわかってたんだが本当にB級過ぎてびっくりした。狙ってもここまでB級に作るのは逆に難しい。
単純にumzwさんをからかってやろうと思って観たんですがからかう暇もないくらいの出番の少なさ。
っていうか、ボーカルの武瑠ってインディーズとはいえ一応プロなんだよね? これでいいのか? お前。。。
冒頭のシーンはSCREWにかなわないって設定だからヘボかったのはまあいいとして、最後のシーンくらいはSCREWを超えろよ。全然食われててそれでいいのか? 武瑠のファンが見るのを前提にしてるんじゃないんだろうか、この映画。。。音なんていくらでも加工できんだからもうちょっと歌も演奏もカッコよくしてやればいいのになぁ。
主人公のテニミュ俳優荒木宏文の歌のほうがよかった気がするぞ。。。別にこいつはミュージシャンじゃないんだよな? ミュージカルやってるから歌は慣れてんだろうけど。

投稿者 psi : 08:31 PM | コメント (2) | トラックバック (0)

August 29, 2009

我が麗しの京都(2)

memo
α
前回のあらすじは、psiは京都弁で思考してるんやから京都弁で文章書くんが自然なんちゃうんと思いつつも非ネイティブであるがゆえに京都人の比叡山よりも高いプライドに抵触するのが怖くてよう書かへんかったという話や
ω
比叡山よりって、高いのか低いのかようわからん喩えをすな。と、いうか、そんな簡潔にまとめられるんやったら最初からそうしぃな。
α
ほな今回の内容も簡潔にまとめるえ。「非ネイティブが知ったらしぃすな」みたいな軽蔑の眼差しを受けると信じ込んでいた原因は、実際京都人のプライドが高く排他的であるところも多分にあるが、後から考えてみたら母方の祖母がとんでもないええとこのお嬢で、お高くとまってたのを京都人の標準やと思い込んでたからとちゃうかという話や。
ω
ばあちゃんは普段はただのミーハーやねん。「年末にキムタクさんの映画公開しはるし、それまで死なれへん」とか言うてんのんえ。キムタクにおのれ毎年映画主演しとかんかい言いに行こか思うわ。永遠に生き続けはるえ、あのおばあちゃん。そんなやから気付けへんかったけど、思ってた以上に上流やねん。
α
小さい頃から、ご先祖は京都の呉服屋の大店や言うのは知ってたんやけど、今はお店つぶれてもうてるし、家もあからさまに金持ちっぽなかったから子供には分からへんかってん
ω
遠い親戚が宮様に嫁いだとか、家の欄間に並べて飾ったある般若のお面が一個数百万するとかああいうのも過去の栄光を100倍くらい誇張して言うてはると思てたけど、後から調べてみたら「西村家ぱねぇwww」みたいな感じですよ。元皇族に嫁いだ話はwikipedia参照本家(のさらに本家?)の公式歴史についてやたら詳しいサイト京都の歴史資料に三井と並列で名前のってるのにはドン引きや。時代の流れによっては財閥令嬢やで、うちのばあちゃん。
α
検索結果をたどってくと、エリア88の終盤の風間真の出生の秘密とかに出てきそうな政治家とかいはるしな。北山のお墓かて本家のんはウチの家の面積よりでかいんちゃうか言うくらいやからね。ちょっとした教室くらいの大きさやからね。ほんでにその周りに衛星みたいに各分家の墓がずらっと取り囲んでんねけど、なんや知らん親戚お参りに来はって、「○○さん今なにしてはるん」とか「××さんの娘さん結婚しはったえ」とかみなあれ使用人の話や後から考えたら。使用人いるとかマンガの世界ちゃうぞと突っ込みたい。
ω
そういうガチでええとこのお嬢として育ってんねん。うちのばあちゃん。今は普通の家やけどな。そら価値観かて平民とはちゃうわけですよ。「いわゆる京都」の権化や。その「いわゆる京都」に準じようと東京っ子psiは必死でした。
α
たとえば十三参りの時の話とかやね
ω
関西では七五三とかと同じで十三歳にもお参りする習慣があるんやけど、親戚連中はみな関西在住やから当然psiやpsiの弟の時もやるぞみたいな勢いですわ。
α
psi的にも、これが試金石というか、十三参りもせんで何が京都の子やみたいなんがあったから、数えで13の春にわざわざ京都行ったわけですよ。
ω
春休みは短いし部活はあるし着物はえらい少女趣味なん着せられるし、嫌やってんけど、これやらなホンマに今後「あーはいはい、東京の子ぉな。遠慮せんとゆっくりしていっておくれやす」みたいな扱いになってまうと思って頑張ったわけですよ
α
桂から嵐山線乗って虚空蔵さんまで行ったわけですよ。
ω
ぽっくり履いてなぁ。。。あの参道の坂道を。。。
α
この話する前に言っときたいねんけど、うちの親はさんざぱらpsiのことを関取の子と取り違えたかと思たとか、普通に歩いてるだけでものすごい地鳴りがしたからゴジラが攻めてきたかと思たとか、お菓子作ってたらそんなんかわいそうやし間違っても男の子とかにあげたらんときな、泣いて逃げはるえとか言い聞かしてくる親やねん。psiかて全部が100%本気やと思ったわけやないけど、多少誇張はあるにしろ、psiがちょっとでも女の子ぽいことをしたら噴飯ものなんやというのは理解してたんよ
ω
せやから、着物の時は内股で歩くていうのは頭ではわかってたけど、いかにも舞妓さんみたいなものすごい小股・内股でしゃなりしゃなりなんてやったら「psiの癖にちょwwwキモwww」みたいに親に言われると思て、並行よりは内股やったらええやろくらいに日和って歩いてたわけですよ。
α
ところがそのpsiの姿見てばあちゃん筆頭親戚一同「ギャハハハなんですのんそのガニ股かなんわぁ」と大爆笑。
ω
あれはなぁ、「おし、なんかしらんけどウケがとれた!」みたいな暖かい笑いと違ごたよ。もうガビーンてなって恥ずかしいて、笑うしかないみたいな、自分の子やったら「歩き方もまともにでけへんのどすか!」とか言って叱るとこやけど、直接の子供でもないし、東京から来てる子やからそない言われへんし、みたいな苦肉の策の爆笑や
α
psi的には「女の子ぶりっこ」してると思われたない一心やったんやけど、あの人らにしてみたら、「女の子ぶりっこ」とかそういうレベルのはるか手前の超常識やってん。そんなんわざわざ注意したらなあかんことやとすら認識してへんかったんはカルチャーショックやし、仮にも千切屋の血が一滴でも入ってる娘が着物も着られんし歩かれへんていうのが顔から火が出るほど恥ずかしかったんやと思う
ω
あれやな、単にアプリがフリーズしてるだけやのに、マウスが壊れたのディスプレイが壊れたのと騒いでるオッサンみたいにみえたんやろな
α
そのオッサンが名のあるIT企業の社員やったりしてみぃな。恥ずかしいて、まともに指摘すんのも憚られるやん、「オッサンナイスボケ!」みたいな。「ちゃいまんがな、なんでそないしょっちゅうマウスが壊れますねん、あははは」みたいな笑うしかないみたいな感じになるやん
ω
その時は単純になんでこんな馬鹿にされなあかんねやろ、こっちはそっちに合わせてわざわざ気に入らん着物も着て十三参り付き合うたげたのにと思っただけやったけど、あとから考えたら常識レベルの違いを如実にあらわした話やった。
α
ばあちゃんがイケイケでじいちゃん婿養子やから(とはいえこのじいちゃんもとんでもないボンボンやねんけど)気づかへんかったけど、意外に男子尊重の風習が強いのもあとから気づいた。
ω
psiの父親が挨拶に行くと、よそいきの客対応やからね。最上座に座らせるし、家の人みな着替えさせるし、ばあちゃんの態度があからさまによそいきや。言葉のはんなり度が200%増しや。
α
父方の家は大した家とちゃうのやけど、それでもよそ様の家の跡取り息子やからね、隅には置かれへん。父親や弟に対しては待遇が全然違う。
ω
あとから考えてみたらその差は結構あからさまやったんやけど、父も母も知識階級ピラミッドの頂点に立つような人間やから、そんな旧態依然とした男尊女卑を標榜しているはずがないとpsiは信じ込んでいたんよ
α
あとはまあ、母親はちょっと事情があって弟に対して特殊な執着を持っていたから、弟のほうが待遇がいいというのに慣れてもうててんな
ω
従姉妹の日舞かてあれ普通に考えたらおかしいやろ。何百万、下手したら千万単位でばあちゃんが金出してるえ。
α
跡取りやから特別扱いとかならわかるけど、従姉妹は母親の妹の娘やから家はもう出てんのんえ。それでも京都に住んでて着物着て舞うとかいうたらもう千切屋の名に懸けて下手なもん着せられへんみたいな意地が働いたに違いないわ
ω
無邪気て恐ろしいなぁ。お店潰れてっさかい、余計なんやろな。そういうところでさすがやと思われへんかったらもうほかに過去の栄光を示すところないもんな。たとえ着物ほしい、踊り習うていうたらばあちゃんが援助断れへんてわかってたとしてもpsiはそんなことよう言わん。そんな重たい名背負われへん
α
今でもお着物やら浴衣やら敷居高いな
ω
もしも変な着方してたらおばあちゃんガックリきはるもん。見てるわけあれへんけど。
α
というわけで世の中の超絶美形青年諸君、psiを花火に誘う際に浴衣を着てこいというのはなしの方向でお願いします。

投稿者 psi : 01:32 AM | コメント (0) | トラックバック (0)

August 25, 2009

我が麗しの京都(1)

memo
α
夏休みやし、京都に顔出そかと思てんけど、挫折した。この時期死ぬほど暑いしな
ω
いつになったらスイーツ話完結すんねんて怒られるえ
α
せやけど、ちょっと語らして。zeroさんが京都弁でブログ書いたはって前からやりたかってん
ω
よう考えたら、頭ん中で考えるとき京都弁やのに、文章にしたら東京弁になってる言うのがそもそもおかしかってんやんか
α
そら前から分かっててんけど、うちホンマの京都弁よう喋られへんし
ω
ホンマの京都弁言うのがどないかもようわかってへんしな
α
そやねん。psiが三十年の人生のうち家にいる時間ずっと京都弁喋ってんのに分からへんもんをその辺の田舎もんが分かるわけあれへんのに『京都弁の女の子に萌える』とか言うてるオッサンらホンマ腹立つわ
ω
どうせネイティブの京都弁もpsiの京都弁も区別つかへんくせにな。psiの京都弁で萌えとけどアホ思うわ
α
あと、psiの喋る京都弁て中途半端で文字で表記しづらいねん。「できひん」と「でけへん」の中間くらいで発音するやろ
ω
そやな。基本、耳コピやから、文字でどう表記するか知らんねん
α
せやけど、ネイティブの人にも「違和感無い」てお墨付きどすえ
ω
うわ、わざとらし。それ、完全に京都の人がわざと東京弁で喋る時のノリやろ
α
「~どす」とか観光地の店員か、奥様のよそいき言葉やんな。あんなん皆しゃべったはると思てんのちゃう、東京の人は
ω
ポッと出の東京もんが「~どす」なんて使たらいくら発音完璧でも大顰蹙やで
α
「やで」って言うたら怒られんで
ω
自分かて「で」とかいうてるやん
α
タクシーの運ちゃんかて全然対応ちゃうえ。京都弁で話すときと東京弁で話すときと
ω
東京弁で話したら基本お客さん扱いやからな。京都の人やったらようしいひん様な品ないことでもしてくれはって全然構しまへんえ、お金さえ払てくれはったらよろしゅおす、みたいなモードやな
α
これは東京の人も知ったはると思うけど、ホンマに京都の人のプライドて高いねん。「関西の人ですか」聞いたら「いいえ、京都出身です」て言わはるえ
ω
大阪やら奈良やらと一緒にせんとってみたいな府民性やんな。アメリカかて青二才扱いや
α
「たかがでけて200年やそこらのポッと出が何言うてはりますのんアホらしこちとら1200年どすえ」みたいなな。あんたが京都造ったんちゃうやん!
ω
今も別にもう首都やないしな。何勝手にカウントしてんねん
α
せやから、難しいねん。ホンマの京都弁喋られへんうちは「京都人でござい」みたいな顔したら「田舎もんが無理して品ない」て馬鹿にされるし、かといって東京弁喋ったら「さすが東京の人は垢ぬけてはるわ、うちそんなんよう喋られへん」「あきまへんえ、『垢ぬけていらっしゃる』言わな」「オホホホ」みたいに言われんねん、影で。
ω
せやからいくら祖父・祖母の家といえどもpsi的にはアウェーやねん。アウェー以上に厳しいねん。気ィ重いねん
α
mriさんと京都弁でしゃべるようになるまで5年かかったしな。
ω
出会ったころから母親の出身地とmriさんの出身地が町まで一緒やっていうのは分かってて、「神崎屋さんの坂下りる手前の踏切の近くのパン屋さんめっちゃ好きやねん」「あそこのパン屋さん何年か前につぶれはったえ」「ホンマに!?」みたいな地元トークしててもpsiはずっと東京弁やったもんな
α
それをちょっとづつ慣らしてな、「うちも京都弁で喋ってよろしゅおすか?」みたいな手探りを入れつつ、五年かかってようやくや
ω
たぶん最初から京都弁しゃべったかてmriさんは「ホンマの京都弁ちゃう」とか言うてバカにせんかったと思うよ
α
うん、mriさんはね。懐の広い姐さんやから。せやけど、ここ数年、あれは京都の人がプライド高いからだけと違ごて、あの家の問題ちゃうかと思うねん
ω
京都の特異性に騙されて、あの家の特殊性に気づかへんかったな
α
ほんま、もうちょっと早よ気づいてたらよかったと思うわ
ω
というわけで家の話は次回
α
もうなんか突っ込む気も起きひんわ

投稿者 psi : 03:21 AM | コメント (3) | トラックバック (0)

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