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October 09, 2007

キサラギ/犯さん哉

ネタバレ(あまり本質的なものは避けますが)有のため注意

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キサラギ

一年前に自殺したアイドル如月ミキを偲んで、ネットで知り合ったファンが集まった追悼会で波乱が起きる……という触りを聞いただけで大体展開が読めるのですが、テンポ良く進むストーリーとキャストの軽妙な演技のおかげで退屈という言葉とは無縁のシチュエーションコメディ(+サスペンス?+涙あり)に仕上がっています。
ナイロンか大人計画の舞台みたいなオープニングのみならず、脚本が全体的に舞台っぽいので、そのお作法が分かっていると、ひとつ謎が解けても「あと2,3個どんでん返しがあるぞ」とか「ここで一発ギャグが入るぞ」とか全部分かってしまうのですが、裏を返せば非常にwell-madeだということでもあります。
もう小栗旬が最初の自己紹介で「しがない公務員です」って言った瞬間に「こいつ警察だ」ってバレバレだべ。
まあ、デブッチャは変わりすぎで分からなかったけど、私が脚本家ならここにデブッチャをまぎれさせるよな、と思ってたし、そうすると状況証拠的に彼しかいないわけで。
一見ベタベタのエエ話に収束させといてあのエンディングの力加減もすごく演劇っぽいよなぁ。
ED後のシーンはどう解釈すべきなんだ?
ユースケ・サンタマリアと香川照之が良かった。小栗は家元のキャラクタが秀逸。よく演じきったと思う。(上から目線)

犯さん哉

ぴあの古田新太とケラのインタビュー→http://info.pia.co.jp/et/play-p/okasankana/okasankana.html

久しぶりの舞台。最近ケラのチケットも取りづらくなった。ましてや今回古田新太のビッグネームにナイロンの看板俳優二人と入江雅人である。絶対取れないと思ったけどとれた。オシ。

近頃のナイロンやその他のケラ作品はシリアス部を引き立てるためのギャグではなく、脈絡のないドタバタの割合が多くなっていて、うーん、微妙と思っていたんだけど、今回はインタビューなどで「バカバカしさに徹する」と言っていたので期待して行ったら本当にシリアスは1%もないアホアホマンであった。ちなみに古田新太の格好も概ねアホアホマンであった。染みはなかったけど。
このぐらい振り切れているほうがいいね。中途半端なギャグよりは。
あと、ナイロンの舞台だと「そんぐらいじゃ笑わねーぞコラ」みたいな舌の肥えた客が多いんだけど、今回は客がしょうもないギャグでも無邪気に笑っていてそれもいい雰囲気だった。

大倉王子……じゃないや、大倉孝二はいつもながらMyルパン王子(背が高すぎてやや猫背+足が長すぎてパンツの丈が足りず足首露出)ぷりを発揮しており、犬山イヌ子との掛け合いも息がぴったりでキュン死にしそうになった。
犬山イヌ子は今回大人しめの役どころだった。いつもは騒ぎすぎで五月蝿いとすら思うんだけどやっぱアレがないとちょっとさびしい気がするのが不思議。
中越典子は初めてちゃんと注目してみたけど、いいね。松永玲子ほどアクが強くないけど、そのうち結構強烈なキャラになりそう。
姜暢雄はこれまで萩尾望都とか清水玲子とか樹なつみの超絶美形少女漫画原作のお耽美舞台に出てるイメージだったのでケツ出して「身ざりちんこ!」とか叫んでるギャル男を見事にこなしていて認識を改めた。すごい役者だな。
入江雅人は最近「サラリーマンNEO」くらいしかみてない気がするんだけど、舞台の前半はさすがの威力を発揮。後半はちょっと役的にアレだったかなぁ。もったいない。
そして古田新太はすげえという感想しか出てこない。こんな風貌のオッサンがなぜこんなすごいのか。真剣に問い詰めたい。
ストーリーはストーリーとかいちいち考えんな。理屈じゃないから!(笑)
コント集だと思ってみるよろし。psiはよく知らなかったんだけど残りのキャストは「サラリーマンNEO」から引っ張ってきたぽいね。入江雅人の仕業か?
ただあれだ。小学生レベルの下ネタがてんこもりなので嫌いな人は要注意。

どうでもいいけど劇場に入る前にPARCOの一階のエレベータ待ちの段階から私の背後にずっと着いてきていた女子二人組みが初観劇らしく、「キャストだけ見てうっかりチケット買っちゃったけどぉ」的なことを言っていて「うっかり買うなー!」と思ったけど、劇場内の席も私の後ろで、帰り際も私の後ろについて歩きながら「舞台ハマりそう~」と喜んでいたのでなんだか「おおー、そりゃよかった!」と拍手したくなった。君たち、「大倉孝二がナマで見れてステキ」とかそういうミーハーな理由でもいいから、「ここ(劇場)に来てる人って何が目当てなのかなぁ。キャスト? 脚本家?」(全部にきまっとろうが!!!←psi、心のツッコミ)みたいな失礼な発言をかましても良いので、今後ナイロンもしくはケラ関係の舞台を見るよろし。たいてい大倉孝二が漏れなくついてくるし、そのうち舞台の内輪ネタも分かるようになります。
まあ、PARCO劇場の歴史を紐解いてそれぞれ役者が自分が出演した作品は「ああ、それはいい作品だ」とか言うネタは演劇ファン向けの内輪ネタ過ぎてどうかと思いましたが。あと、チケット代に言及するメタな発言もアゴラからコクーンまで踏破しているひとをターゲットにしているとしか思えないよなぁ。
まあ、私も舞台は初心者だけど一応アゴラ、本多、コクーンあたりは足を運んでいるので何とかついていけましたが。

投稿者 psi : 12:56 AM | コメント (0) | トラックバック

August 22, 2007

オタクのpsiと夏休み(2) OCEANS13

公開日なのに市川妙典のレイトショーはガラガラ。さすが。

OCEANS13

アメリカでは最大の興行成績らしいが、11,12と比べて特に面白いとは思わなかったよ。
あえて前二作から進化した部分といえば、スティーブン・ソダーバーグの色が濃くなったところでしょうかね。ハリウッドぽさが好きだった人にはアレかもですが、「スギゾポリス」を劇場で全編真面目にみるくらいの人なら(psiは観た!死ぬかと思った!)余裕で愛せると思います。
あと、主要キャラ以外の扱いがやっつけ仕事。合コンの人数合わせ要員じゃないんだから。

まあ、アル・パチーノが超絶萌えるから何でもいいや。渋キャラというよりあれはなんというか、ジジイ萌えホモ漫画の攻めみたいなアレだな。(しかも原作では攻めなのに二次創作では総受けになるタイプ)
久しぶりに「セルピコ」見たくなった。

投稿者 psi : 07:49 AM | コメント (2) | トラックバック

オタクのpsiと夏休み(1) ハリーポッターと不死鳥の騎士団

いまさら感がありますが、夏休みに見た映画のご報告。
しかし市川妙典マイカルのレイトショーはお得。

ハリーポッターと不死鳥の騎士団

賞味期限切れ……!!!(泣)>ジョージ&フレッド

別に嫌いなルックスじゃないけど、私がハリポタに求めているのはそこじゃないっ!
もうアズカバンかゴブレットあたりで全作分まとめて撮ってしまうべきだったね!(怒)
役柄的には作を追うごとにおいしくなっていて、今回の双子の役回りはもうこれでルックスがアレならナニですよ!レベル。ウィーズリー商会マンセー!

騎士団とか言っときながらハリーと一緒に戦ったのは結局いつものメンバー+αでこれも看板に偽りありだし。
騎士団というからには衣装がゴージャスでなければならない。全身甲冑は魔法学校的にないので、白の礼服でそろえた儀仗兵が食堂の道の両側をずらりとダンブルドアの前までならばなければならぬ! 新入生の叙任式ではダンブルドアが魔法グッズで肩打ちとかしなければならぬ!

そして結局チョウはなんだったのか。やり逃げか、ハリー!

スネイプ先生の記憶に関しては、原作派の二次創作作家さんが親世代スキーが多いのがようやく理解できました。こりゃオタク女子の王道萌えポイントを正拳突きだわ。

ストーリー的にはお前は何をしたいのかという感じで散漫というよりまとめる気あんのかコラという印象。

★関連エントリ
ハリーポッターと炎のゴブレット

投稿者 psi : 07:30 AM | コメント (0) | トラックバック

July 14, 2007

Genius Party

Inland Empire観に行こうと思ってたのに台風で行く気無くした。
#と思ったらロードショーまだだった。台風感謝。

先週封切りだったGenius Party初日に観てきた。
グラストンベリーと吉祥天女も気になってたんだけど、グラストはレイトショーだし、宣伝写真には金髪トムがドアップなのに出演の欄にRADIOHEADの文字が無いところが気に食わん。それに、ちょっと金髪トムを平静に見られる精神状態ではない。。。。
吉祥天女は公式HPの作りが余りにショボくて、ありがちな"漫画の映画化予算が足りずに残念な結果に"パターンの予感がしたのでパス。予告編の能のシーンは結構綺麗に作ってあったのでもしかしたら当たりなのかも知れないけど。。。。

Genius Partyはねー。アニメ専門学校とか通ってる、"アニメーション"に愛情と情熱を持っている人にとっては素晴らしいショートフィルムだと思います。
私も五年前にこれ見てたら結構おおハシャぎだったと思います。
音楽がさー、私の好みど真ん中なわけよ。山本精一、竹村ノブカズ、井上薫、Fennesz、菅野よう子って。どんだけ人様の頭の中リサーチしたんですか。
だけどこの人らの音楽一番好きだったってちょうど五年前くらいなわけ。
音響だの実験音楽だのうたものだの。ややジャズめのにハマったのもこの辺りか。
そのころのアートかぶれの自分なら有り難がったこと間違いなし。
でも今やどうでもいいのよ。アニメにおけるアート性とかいらないから。
動きにリアリティとダイナミズムがあって、色彩設計に手を抜いてなくて、音響や声優がいい仕事してて、見ながら小難しいこと考えずひゃほー!とか思って終わったあと「あーすっきりした!」と内容全部忘れられるのが一番ザマス。

各話感想。

■Genius Party (OP)
考えすぎというか、頑張りすぎ。
アニメ作品というよりも、音楽につけたPVみたいだったけど、それだったらVJの人にやらせればもっと上手く(音楽にあわせると言う意味では)やるだろうね。
監督はポポロクロイスの人。終演後いかにもアニメ専門学校生(かつゲーマー)っぽい男子だ「いやぁOPすごかったね」といっていたのがなるほどなあと言う感じ。

■上海大竜
作画の気合っぷりとは裏腹にいい感じに肩の力の抜けたユーモアは割と好き。
中国語?字幕は別にそこまでしなくて良かったかなーと言う感じ。
多分、アニメが全世界共有の文化になりつつあることを意識しての問題提起(てほどでもないか)なんだろうけど。

■DEATHTIC FOUR
お前がすげえのはよく分かった。
君の才能は怪物級だ!
アニメーション制作に必要な能力で君に欠けているものは何も無い!
いじょ。

■ドアチャイム
この柴門ふみから色気を取り上げたみたいな絵はなんだ? ……と思ったら結構有名な漫画家のようですね。私は知りませんでした。「マドモアゼル・モーツァルト」と言われて小室哲哉しか思い浮かばない私はTMNファンクス(※大笑)でしたが何か?
えっと、不条理話は好きなんだけど、終わり方やっつけじゃねぇ?

※フェラーリF1やイタリアのサッカークラブのファンをティフォージと呼ぶように、松岡英明のファンを妖精ちゃんと呼ぶように、テクノのファンをテクノヘッズと呼ぶように、TMNのファンをFUNKSと呼ぶのです。。。えっと。。。主に小室哲哉が一人で提唱してました。。。。

■LIMIT CYCLE
うわー、パーフェクトブルーみてぇ、今敏ぽーい、と思ったら本当にパーフェクトブルーの人でした。
パーフェクトブルーの神経症的な部分(話の内容じゃなくて、絵の作り方とか動かし方とか)と、一昔前のメディアアート(ICCとかにありそうな)をあわせたような。三上博史って人選はまあ、アリだと思うけど、それ以上でも以下でもないなぁ。長い割には目新しさもないし。

■夢みるキカイ
うーん、ややアートぶりっ子なのを除けばかなり好きかも。
動きのデフォルメの仕方とか、アニメならではっていう感じがする。
キャラクター(性格という本来の意味での)のデフォルメ具合もリアルすぎず、ちょうど良い。
なにより、竹村延和をもってきたのがベタながら大正解だよね。

■BABY BLUE
サニーデイ・サービスにでもBGMをやらせれば良かったのでは。
まあ、なんというか、辛気臭い「時かけ(アニメ版)」みたいな。
時かけ並みの風景描写の巧みさと、俳優・女優を声優に据えると必ず出てくる(今回は柳楽優弥、菊地凛子つー演技派と呼ばれる人だけど、そうじゃなくても、普段いわゆる声優をやっているのではない人にやらせると必ずそうなる気がする)なんというか地味なんだけどセクシーな感じ、あれも時かけに通底するものがあるね。
ただまあ、うーん、今一歩パンチに欠けるんだよなぁ。

えっとーーーーーーー今度はハリポタみるぞ! オーーー!

投稿者 psi : 08:17 PM | コメント (0) | トラックバック

January 13, 2007

グレーゾーンからの風景 ~「ゆれる」西川美和・オダジョー~

六本木ヒルズで2006年邦画セレクションみたいな企画をやっていたので去年の夏からずっと見たいと思って結局見なかった「ゆれる」を見てきたよ。

★新井浩文MVP!
オダジョーの演技は渾身、渾身とイロイロなところで書かれているのでまあ期待通りという感じなんだけど、新井浩文、これキタ。「青い春」の最初のたどたどしい演技が妙に役にハマっていた新井、後半になるにつれメキメキと成長して、その成長振りに驚かされたものですが(ちなみに我らが山崎裕太は序盤でサックリ死亡)、コレ系の役やらせたらほんとハマるわ。半島系の顔のせいもあるのかなぁ。よう分からんが。

★西川美和って写真家じゃねーの!?
画面作りが写真家っぽくて写真家アガリの監督なのかと思ったら別にそういうわけじゃないのな。是枝裕和っぽいカメラワークながら、もうちょっとパッキリした絵作り。上手く表現できん。IT業界・サラリーマン生活のせいでこの辺のボキャブラリーがなくなってる自分。
キメのシーンの構図がいちいち一枚絵っぽく計算しつくされてるので、紙芝居でいいんじゃない?この映画。
(漫画っぽいつーかさ。なんかこう……「あっ、このシーンは見開きだ」みたいな(笑)BLEACHとかそんな感じだよね。普段のコマはそんなでもないんだけどキメのところはやたら構図に気合入ってる(笑))
この映画の例を挙げると、スタジオのオダジョーの電話シーンで画面左上にある机の位置とか、ファミレスの赤い風船の相対位置とかさ。

以下ネタバレのため追記に。

続きを読む "グレーゾーンからの風景 ~「ゆれる」西川美和・オダジョー~"

投稿者 psi : 10:50 PM | コメント (4) | トラックバック

May 28, 2006

ハリーポッターと炎のゴブレット

劇場で見ようと大学の友達と約束していたのに結局忙しすぎて見れなかった。
というわけでDVDを購入。レンタルじゃなくて購入の価値はある。

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本編はジョージとフレッドが活躍していたのでそれだけで満足だ。
ただ、前作(アズカバン)では「女子中学生は援助交際禁止!」みたいなエロさを醸していた双子が普通にソッチの商売な感じにエロくなってしまったのが若干残念。

それよりも、この映画、レンタルじゃなくて購入の価値があるのはボーナスディスクに収録されている未公開映像だ!
本編でもクリスマスパーティーのシーンを一時停止してジーッと見入ってしまったバンド演奏のフルレングス版が収録されている。
もう大・爆・笑
フィルが普通にハマってるのはもちろんとしても、ジョニー! ヅ ヨ ニー!(←日本オタのジョニーは自分のサインをカタカナで書いていたのだが、誰もヅとジの違いについて教えてあげなかったらしくずっとこう書いていた)
なんだおまえ、レディへのライブでもそんなノリノリに弾いてないべ!
おそらく生涯最初で最後と思われるイケイケな衣装(シースルー&胸毛チラリズム)といい、面白すぎる。
トリプルネックのギターをブンブン振り回してご満悦です。しっかりしろ!妻子もち!(でもトムに片思い)
UKのみのもんたことジャービスも最初分からんかったよ。ギャハハハハ!

確かこれ、最初はトムも出るはずだったんだけど、どっかから物言いがついてトムは出演を断念した気がする。
前作はイアン(ブラウン)だったし、ハリポタスタッフやキャストが羨ましい限りです。

投稿者 psi : 07:30 AM | コメント (5) | トラックバック

狂気の桜

確かこれ、窪塚月面タッチジャンプ事件と公開期間が微妙にカブって窪塚のデムパっぷりがクローズアップされた気がする。
気にはなっていたんだけど、まあ大体内容が読めるのとそのほかの用事が忙しくて結局劇場では見なかったんだけど随分前に民放でやってたのを録画してあったのをこの間思い出した。

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宣伝では「ネオ東條」とかいう右に斜めった若者達が云々という昨今の右流行にスポットを当てた取り上げられ方をしていたんだけど、この映画のどこら辺に右があったのかよう分からんかった。
特攻服に日の丸が書いてあるのは古きよき不良時代からの伝統だし、アメリカ嫌いとか店で騒ぐなとか別に右とか左とかの問題じゃあるまい。マナー守れつったら中学高校時代のマナー教(※)のが厳しかったよ。
あんなので右だの思想だのいわれちゃ本マジで右な方々も堪ったもんじゃなかろう。まあ、本マジで右な方々のゴリッパな思想つーのがどんなだか私は知らないですけど。
原作はもうちょっとその辺書いてあるんだろうか。別に読む気はないですが。

まあ、多かれ少なかれ、思春期つーのは脳味噌の皺が余ってると思想とかやりたくなるし、あんまり知識のないうちはぱっと見ラディカルに見える国粋主義に傾倒しがちなもんだ。
特に男の子は軍隊とか好きだからな。
(ついでに言うともう少し周りが見えてからも思想ごっこが辞められない人たちがT大とかK大とかで現代思想ヲタへの道を歩みます)
だからまー、「ネオ東條」もそういう思春期の熱病的な意味で言えばまっとうというか、リアルだよな。
そういう意味で、この映画は青春映画としては普通に出来がいいと思うのだよ。
もうそのなに、渋谷を守るとかそういうことしか頭に無くなって、女をどう扱ったらいいのかもわかんないつーか、そんなこと(女とか)してていいのか俺みたいな混乱に陥ってるイタさそのものが青春であるのであるからして。
画面の構成とか色使いも頑張ってる感あるし。(本当に上手い人は頑張っているとバレないものですが、まあ、そこは置いておいて)

で、「そんなのは熱病なんだよ」「お前らイタ過ぎだろ」ということを言い続けているのが「消し屋」の江口。
序盤窪塚がイキがってる間は見てるほうも「そんなん思想じゃねーだろ」とか「よく言った、江口!」とか思ってるわけですが、これが思想映画ではなく、単純に青春映画であると気づき始めると、俄然、江口が「青春」そのものを跡形も無く消す「消し屋」として位置づけられている構図が見えてくる。
前述の通り、「熱病」に過ぎなかったり「イタ過ぎ」であるものがすなわち青春なのであるからして、これは熱病とはいってもおたふく風邪とか水疱瘡とかと同じで大概一度やっておくべきことなのだ。まあ、中にはやらない人もいるけど、それはその必要が無かったというだけの話で、「お前水疱瘡とかかかってんじゃねーよ」と非難される筋合いのものでもない。
この映画の筋は一言で言ってしまえば「コドモがオトナにしてやられる映画」ということになるわけですが、それ(コドモはオトナにしてやられる)が真理だとしても、コドモつーのはオトナに一矢報いたいわけです。もうそれこそ「僕らの七日間戦争」の昔からそう。10年も経てば何を守りたかったのか、何を取り返したかったのかなんて思い出せず、思い出してもなんでそんなことのために戦ったのか分からないようなあれやこれやのために。それは多分、赤ん坊が泣き喚いて存在を主張するのと同じく、自分が生きた証、コドモだって生きているのだという証明をするためだ。
だから江口が「熱病」自体を否定し、その痕跡すら跡形も無く消し去ろうすることは、コドモが「生きる」ことを否定する行為に等しい。それに対する、必死の抵抗が窪塚という形をとるのであれば、それを支持しようじゃないか。


※マナー教:同級生が作った宗教。公道は(道幅-1人分)列縦隊で歩くべし、ちんたら歩くのは禁止、優先席には着席禁止、その他のシートに座る際は膝と膝の間を1センチ以上空けてはならぬ(←幅をとるから)、御殿場の食事を残す際は教祖の許可が必要(ゆえに教祖は残し放題)などさまざまな鉄の掟がある。

投稿者 psi : 06:32 AM | コメント (0) | トラックバック

June 13, 2005

ミリオンダラー・ベイビー

えーっと、気に障るところとか、気に喰わないところとかが一個もなかったです。
良くも悪くも教科書的、優等生的。
流血シーンが多いので血に弱い人は要注意です。
私も無意識に緊張してみていたらしく、肩が凝って頭痛がし始めました。

思わせぶりにレモンパイの店名を字幕にしてあった割には店の名前は全然関係なかったです...

あと、ハリポタの予告編に萌えました。

投稿者 psi : 12:48 AM | コメント (2) | トラックバック

May 08, 2005

ベルリン、僕らの革命

一昨日、「ベルリン、僕らの革命」を見てきました。
主演は「グッバイ! レーニン」(以前の感想?記事)のダニエル・ブリュール。ベルリン好きはとりあえずチェックしないとね。

以下かるーくあらすじ。

続きを読む "ベルリン、僕らの革命"

投稿者 psi : 09:38 PM | コメント (0) | トラックバック

May 05, 2005

弥次喜多と紳士服

突然ドラムヤギから電話がかかってきて、「真夜中の弥次さん喜多さん」を観ようという。
正直クドカンもしりあがり寿も食傷気味かな〜と思ってたのですがせっかくなので行くことにしました。
クドカンもしりあがりリスペクトということで、いい具合にクドカン節が中和されててよかったとおもいます。
キャスティングがいかにもクドカンファミリー+大人計画という感じで、少々内輪ウケな感は否めないものの(でも生瀬兄ィは最高だった)、やっぱりギャグは面白いし、長瀬と七之助の好演(ホモシーンには二人のファンと思しき女性達の笑い混じりの黄色い歓声が上がってました)が光ってました。良作だと思います。
個人的に、「弥次喜多in DEEP」の終盤のシリアスに傾きすぎたところはあまり好きじゃなくて、シュールな笑いの中に「リアル」が見え隠れするところが好きなので、今回の映画は割とその辺のバランスを上手く取ってたと思います。まあ、大衆娯楽なので、メッセージ性は限りなく薄かったですけど、クドカンにそれは求めてないんで。
あと、喜多さんは漫画でもホモのクセによくナイスバディのおねいちゃんに誘惑されてふらふらどっかいっちゃうんですが、そのくせ弥次さんが好き過ぎて勢い余って殺しちゃうような危うさを持ち合わせていて、それが魅力です。ホントはた迷惑なんだけど憎めないみたいな、弥次さんも毎度毎度必死で助けようと頑張っちゃうみたいな、そんなキャラが結構上手く出てたのも感心しました。
唯一文句つけるとしたら、喜多さんが普通に美人だったことでしょうか。
ヒゲの剃り跡とか青くていかにもオカマっぽいのがいいと思うのですがいかがか。

その後ドラムと何年ぶりかというHMVに行ったのですが、ものすごいものを見つけてしまいました!

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投稿者 psi : 08:01 PM | コメント (0) | トラックバック

February 07, 2005

約30の嘘

DDSAT2のおかげで結構引きこもりがちな生活でしたが、土曜日は「約30の嘘」を見に行ったんでした。

やっぱ中谷美紀サイコーーーーーー

大富豪になった暁には中谷美紀を愛人として囲い込みたい所存でございます。

あと妻夫木の上半身も美味しく頂きました。

肝心の映画そのものなんですが、舞台装置(?)とか、映像のつくりとかはよかったですね。嫌味のないオシャレ感だったと思います。
ただ、芝居を見たことがあるからかもしれませんが、...いや、芝居を見ていないダンナも同感だと言っていたから絶対そうなんですが、脚本があまりに芝居のものをそのままもってきました、って感じで微妙。
たとえば手品師の女が働いていた喫茶店の名前を思い出す一連の小ネタとかもういかにも小劇場のコメディ演劇って感じで。

先輩がやっていたのは田辺誠一か八嶋智人の役ではないかと思われます。なぜなら先輩が上演したときは前半と後半でキャストの入れ替えがあって、後半に出たんだけどあんまり活躍しねーなーと思った記憶があるので。
あとストーリーもちょっとだけエエ話だけど、基本的にミステリーだったと記憶してたのですが、映画は完全に恋愛映画でしたね。恋愛映画としてみるなら伴杏里がかなりいい味出してたと思います。最後のタクシーのシーンは泣かせますね(恋愛映画として観るなら←しつこい)。それまでのミステリーのための仕掛けが恋愛話の伏線として生きてくるという。逆は普通ですけどね。これは結構斬新なのではないかと。

投稿者 psi : 07:50 PM | コメント (0) | トラックバック

January 10, 2005

ハウルの動く城

ようやくハウル観てきました。

ソフィーの声は聞く度に倍賞千恵子の顔が浮かんで微妙でしたが、キムタクは巷で言われているほど気になりませんでした。っていうのも多分原作を読んでいないので、ハウルを素(?)のキムタクみたいなちょっと顔が整ってるからっていい気になってる抑揚のないナル入った困ったちゃん(キムタク嫌いではないです念のため)だと受け入れてしまったのだと思います。そういうキャラだと思って聞くと別に違和感ないです(笑)

話の筋は原作を読んでいないせいで脈絡なく感じられるところが結構あったのですが、絵や動きの部分はジブリの良さが良く出てて良かったと思います。ある意味ジブリ総集編的な趣もあり。

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January 07, 2005

雲の向こう、約束の場所

あけましておめでとうございます。
正月休みの最終日、1/3に「雲の向こう、約束の場所」を観てきました。

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投稿者 psi : 10:43 PM | コメント (0) | トラックバック

December 03, 2004

痔になります

「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」完全版、日本だけで公開

[闇の世界へ身を落とした魔法使いサルマン]のフレーズに非常に惹かれるのですが、やはり4時間はきついと思います。

投稿者 psi : 05:26 PM | コメント (2) | トラックバック

November 26, 2004

primal fear

前水戸に行ったときに友達がDVD貸してくれたのだけど、忙しくてずっと見れなかったので昨日見ました。

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November 23, 2004

笑いの大学

舞台版をみたダンナが面白かったというので日曜に笑いの大学を見てきました。

結論を言うならとても満足です。

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November 20, 2004

ヨガウジン

映画OLD BOYで強烈なインパクトを放っていたシーン。

アウラさんちのオエビにて描いたものです。模写ですが。


投稿者 psi : 08:04 AM | コメント (0) | トラックバック

November 15, 2004

OLD BOY

同名の日本産漫画を原作にした韓国映画。
15年間理由も分からず監禁された男が解放された後、復讐と監禁の理由を求めて彷徨う。

原作は未読ですが、これ、漫画も韓国が舞台なのでしょうか?
これ、日本が舞台で成立するのかな? というところがいくつかありました。

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