April 20, 2004

eye catch P.F.ドラッガー 対 突発的小林秀雄地獄


高橋源一郎の「ジョンレノン対火星人」が文庫化されたというので会社の近くの本屋に買いに行ったら売ってないの。っていうかそもそも文芸コーナーがないの。エンターテイメント小説と「Redhat プロフェッショナルなんたらかんたら」と「サーバー最新技術」とあと全部P.F.ドラッガー
いや、うそ。全部は言い過ぎた。言い過ぎたけどドラッガー王国。経営戦略とMBAの中心で愛を叫びたい気分。

で、結局手に入れるまでに涙涙の物語があるんですがそれはまたの機会にして、今日の朝読みながら通勤。
私はわりとこの手の本を一寸たりとも表情を変えずに読める人間なのですが、こころなしか周囲の視線が痛かった気がします。盗み読みしたオッサンが朝から欲情して痴漢行為を働いて、逮捕してみたら次の財務大臣にしよっかなーと思われていた大学教授だったりしたら大変なので今度からはもう少し清純な小説を読もうと思います。

高橋源一郎とか、倉橋由美子とか(‥と一まとめにしていいかわからないが)読んでるというと、文中に満載の引用とか全部わかってる文学哲学共産主義オタクだと思われるか、逆にそういうのの原典読んだわけでもないのに単語の響きだけでありがたがってるバカと思われるかどっちか(実際は倉橋由美子とかいっても通じない人が大半ですが‥‥)なんですが、私はそのどちらでもないです。
引用は半分以上わからないです。
内容どころか、名前自体聞いたことない人も結構います。
でもべつにありがたがってはないです(なにしろ高校時代はプラトンの「饗宴」読んで「やべー、ソクラテスのホモっぷり最高! やおいは時代を超越してるね」と大喜びしていた人達ですので‥‥)。そういうのがちりばめられた文章がカッコいい(もしくはそういう文章を読んでいる自分がカッコいい)とも思わないし。「パルタイ」の解説にも書いてあった、素直に文章から受ける快感や混乱に身を任せればいいというのには全く同感で、高橋源一郎もそんな感じでいいんじゃないかと思います。

それは丁度KID A以降のレディオヘッドを言葉で批評するのが無意味であるように、ライブでKID A以降の曲を聴いた時、確かに体の奥でリズムを刻むのに、踊ろうという衝動に結びつかないのと同じように、。踊ろうと思えば踊れるし、グランジからの音楽界の流れに沿って分析しようと思えばできるかもしれないけど、そんなプラクティカルに考えるのはドラッガーに任せておけばいい。

だけどそんなモードのまま、研修に突入すると辛い。
今週は「愛読書:ドラッガー」みたいな人たちの集団に放り込まれて精神的苦痛を感じています。
彼らの会社に入らなくてよかった‥‥だってその会社説明会で並んでるとき、「ハイっ、就職活動では情報収集が命ですね! もう就職活動は始まっています! 隣の人と情報交換をしましょう! といってもいきなりはしづらいでしょうからまず自己紹介しましょう。最初は右の列に並んでる方から左隣の方へどうぞ!」とか言われて一気に受ける気なくしたんだよね‥‥
いや、言ってることは正しいと思いますよ。単に私の個人的な得手不得手の問題で。
だからこれは倫理規定の「他社の誹謗中傷」には当たりませんよー。

Posted by psi at 09:14 PM | eye catch TrackBack (0)
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