♪yeeeees they're ステ〜レ〜オ〜タイプ"s there must be more to life〜
↑テーマソング(嘘)。
先週見逃したと思ってたらまだ第2話でした。
第一話で腕を切られた代官の手下(名前を忘れたので太郎さんとしておこう)がムゲンたちに復讐しようと(傷の治り早ッ)どっかの牢獄から鬼若とかいう殺人鬼を連れ出す。
鬼若はなんだか知らないけど自分の容姿のことでトラウマがあるらしく、そのせいでたくさんの人を殺してきたが根は弱弱しく優しい性格なのだ!
‥‥‥書いてて恥ずかしいな。
まあいろいろあってその容姿を「怖くない」と言ったフウと微妙に心が通じ合った鬼若は、太郎がフウを殺そうとしたので裏切って太郎を殺し、そしたらジンとムゲンも助かって、それは良かったんだけど勢いあまったムゲンが鬼若まで殺しちゃってちょっと切ないね!みたいな!
うわーー。(絶句)
正直、30分間見続けるのは辛かったです。
もうこれは陳腐なアニメ界への皮肉としての批評性を‥‥無理だよな〜
もうね、いちいち台詞がとことんまで陳腐なの!
キャラクターがステレオタイプすぎて逆に笑えるの!
そんで最初の10分で筋が最後まで分かっちゃうの!
意外だった事といえば、しつこいくらい回想シーンが挿入されてトラウマが強調されてた鬼若がたった一話で使い捨てられたことくらいですか。まあ、このキャラも長く見続けるには耐えないキャラでしたが。
容姿が醜くて体も異様にデカい、そのせいで村八分にされた苦い経験が。‥‥までは百歩譲って許すとしても、そのキャラに発達障害っぽい話し方をさせるってのは‥‥あまりに発想が貧困すぎやしませんか? っていうか下手したら差別表現とかにつながりかねないつーか。特にこんなご時世ですから、「精神障害→殺人鬼」みたいな記号を用いるのは差別助長につながるのでどーのこーので放送自粛とかになりそうなもんですが。
そんでその鬼若の心を開くのが純粋な女の子‥‥ってのもありがち過ぎて逆に新鮮っていうか。
そもそも、フウって第1話ではどっちかっていうと天然ながらもしたたかなキャラっていう位置づけだったと思うんだけど。第2話では茶屋で酒飲んで「何この水? おいしー!」とか言ってるんですが、あなた茶屋でバイトしてませんでした? 代官の息子、酒飲んでませんでした? それともネラって言ってるんですか? っていうか何をネラってるんですか?
ジンを襲った殺し屋は、ジンが「あの男‥‥」と意味ありげに眉間にしわを寄せたり、自ら「あなたとは、また会うことがあるような気がしますよ」と言っていたことから、今後の展開に向けた伏線と見ていいでしょうね。
ムゲンをハメた(っていうか未遂ですが。いろんな意味で)女は使い捨てですかね。台詞が凡庸すぎて(「男と女が二人っきりですることなんてそう多くはないじゃないかい?」など)魅力を感じないんですが、今後の主要キャラになってくれば第2話は伏線の回だったってことで納得できるんですが。
もし女と殺し屋がさっくりミッション遂行してたら鬼若の出番はどうなってたんでしょうね?
何のために雇ったんだ?
文句ばかりでもアレなので、良かったところを。
鬼若が死んだとき流れたアブストラクトなビートが良かったですね。抑制された感じで。
以下、psi的希望を交えた今後の展開予想。
死んだと思われていた鬼若、最新医学を駆使して太郎の意識を移植されて復活。ムゲンたちへの復讐に命をかける文字通り鬼となる。
2話に登場する女は実は普段は遊女として各地の遊郭に出没しているが、依頼があれば今回のような手口で暗殺稼業も副業として行っている。今後は各地の遊郭で集めた情報を元に「ひまわり侍(と命名)」探しに協力しようとする。しかし毎度毎度肝心のところで敵側に買収され、ムゲンをハメる。再びハメられると分かりながらも「情報がある」といわれると女のところに行かずにはいられないムゲン。ヤラれ気味。ダメ男(‥‥であって欲しい)。
一方枯れた殺し屋は実は政府(幕府)の隠密で、ある剣客とその人物が隠し持っている政治的に重要な「あるもの」を追っている。その人物というのが実はジンが師事していた伝説の剣客とよばれる人物なのだが、ジンが道場を出奔したのはジンがその師を斬ったからで、伝説の剣客はすでにこの世を去っていた。「あるもの」はどこに行ったのか? 「あるもの」とは何なのか? なぜ政府が目をつけるのか? その政治的背景には琉球と「ひまわり侍」が絡んでいて‥‥? 次回、乞うご期待。
(↑オフィシャルのあらすじを読んでいるとこんな風にはなりえなそうです。)
>なんだかんだいいつつ……
ば、バレました?
文句の多さは期待の大きさの裏返しと取っていただければ吉かと。
超知ったかぶってますが(またお得意のシッタカを繰り出してしまいました…恥)、カウボーイビバップは後追いなので見た順番とかバラバラなんですよね。多分半分も見てない気が。
そうか、あれも後半から盛り上がったんですね?
よし。がんばる(何を
なんだかんだおっしゃりつつ、別記事が立ってるところに作品への愛を感じます。
そうですね。けっこうオーソドックスな筋立てでしたね。第一話はオーソドックスな話を小ネタをきかせつつ、シャッフルしていくあたりが面白かったわけですが。
「妖しい女きたっ」とか思ってましたが、結局あのあと見逃したのか、行きがけの駄賃で斬っちゃったのか、そのあたりは描かれてませんでしたね。昔から出ている声優さんが声当ててたので、また出てくるんじゃないかな、と思っています。
あの妙に礼儀正しい殺し屋さん、「逆転裁判2」に出てくる「さざえもん」を思い出しました。
「カウボーイ・ビバップ」も面白くなりだしたのはシリーズ半ば以降でしたし、今後に期待しています。
Posted by: はちろ at June 6, 2004 10:33 PM