February 21, 2004

eye catch トーマはBLじゃない


春休み(ではまだないのだが)は色々と雑用が多い。
でも気の詰まる類の忙しさではないのでそれほど苦にならない。

先週からの日記。写真を交えて。

2/14

二ヶ月ぶりぐらいの塩昆布チャーハン@LOTUS。相変わらず旨いが、海苔の下に隠れているシラスが白魚みたいにでかくてプリプリしていて気味が悪い。シラスはパリパリ香ばしくてナンボだ。シラスだけ避けて食べる。

それから表参道@建築ラッシュの最新作、妹島和代のDiorを見に行く。

男にせがまれてDiorに行くのもおかしな話だが、Diorについても何一つねだらないどころか店内にすら入らず黙々と外見の写真を撮り続けるカップル。私は本当に良く出来た女だ。
しかもダンナよりも写真が綺麗に撮れた。右はスポット測光を使った写真。左はデフォルトで。
ダンナのはスポット測光を使わなかった左のよりまだ暗い。やはりケータイのカメラは進化している。
てっぺんのキキララみたいな星はなんなんだろう。プレゼンの時、クライアントになんて説明したんだろうか。気になる。

2/15
ケラの"カメレオンズ・リップ"を見に行く。深津絵里が可愛い。3階席の最後列からだったので顔がほとんど見えなかったけどそれでも可愛いと言い張る。そして生瀬がよい。ずっと「イクセ」だと思ってたよ。ごめんよ兄ィ。シナリオも"ハルディン・ホテル"より数段良い。
ケラの舞台はまだ3つしか見てないけど、大体わかった。もう次何言うか大体読めるようになってきた。
そしてディテールに時間をかけすぎて長くなる一方の上演時間。
ケラのシナリオは末端のシュールさより全体を通してのシュールさが秀逸だと思っているので、ダイエット希望。
帰りによったコーヒー屋でsktのデート現場に遭遇。
そのあと10年に一度の珍事、家族でお食事会@たん熊。店員が関西人ばかりで気楽。

2/16
独法化に伴って、消防法の基準が厳しくなる。そのため廊下のロッカーの撤去作業。
もうロッカーないのにコートをかけようと廊下に出る癖は直らず。まるで死んだ息子の分も食事を作り続ける母親のように切ない気分。

会社の予習教材のひとつにスタバでとりくむ。トールラテを飲む間に一冊読み終わったのには我ながら驚いた。プログラミングの本なのだが、言語の説明ではなく、プログラムを設計する時に必要な概念が習得できるように作られていて良い本だと思う。
私がB4のとき、FORTRANなど一文字も読んだことがないのに3000行以上あるプログラムを渡されて「読んでおけ」といわれて以来、独学で試行錯誤して身に着けた色々な考え方やノウハウがそのまま書かれていて、これをB4の時に読んでいれば、私の研究ももう少しスムーズに運んだのではと思うが後悔先に立たず。

2/17
記憶がない。学校へは行ったと思う。

2/18
病院へ。病院へ行くと疲れるので行き帰りにスタバで一服するのが習慣。
ついにタンブラーを買う。
お店のお姉さんはどこのスタバでも同じ化粧で同じ笑顔だ。そして可愛い。
笑顔は、いかにも営業スマイルという感じではなく、とても好感の持てる笑顔。スタバの研修を受ければ私もあんなふうに笑えるようになるのだろうか。だったら是非受けたい。

スタバで「トーマの心臓」を読み直す。舞台設定の似た漫画がたくさんあるので記憶がゴッチャになっていたことに気づく。ユーリは放校になった不良グループにレイプされたと思ってたけど、描写の上では単に神様を否定させられたとしか書いてない。
これはBLじゃないですよ。宗教漫画だ。遠藤周一の「沈黙」とテーマは同じ。
結構キリスト教が分かってないと描けない作品だわこれ。

2/19
学校でsktの持って来た文芸春秋の続きを読む。綿矢りさのほうも読み終わったが感想は以前に書いたものとあまり変わらない。別館のほうでもうちょっと詳しく書くかも。

指導教官のテンションが高い。
後輩で、やる気はあるし、熱心に勉強はするんだけど、どうもピントがずれてて研究の成果につながらない子がいるんですが、いろいろ寄り道した結果がようやく形になり始めてきた。
努力してるけどまったく実らない人というのを見るのはやはりつらいもので、彼の研究が面白くなってきたのはこちらも非常に嬉しい。
だが、「いや、面白いよ、これ。大変興味深い。正直オレは感動した! 下手したらNatureだぜ! いや、下手するんじゃなくて、上手くしたらだ!」と唾とばして指導教官が興奮しまくるのをみると萎える。
これまでひどいこと言いまくっていたので、その反動で褒めちぎってるのかと思ったら、他の人にも「いいね、うん、面白い」とか言っている。
うちの指導教官はたまにこういう「褒めちぎり」モードに入るときがある。大抵、卒業などの別れ際に発動するので「なんだかんだ言って最後は私のこと褒めてくれていい先生だった」と勘違いして旅だつ人が結構いる。いや、別に悪い人じゃないと思うよ。人並みはずれてコドモで鈍感で不器用でデリカシーがないってだけで。でも最後に評価したからってこれまでのことがチャラになるわけじゃないじゃんと思うわけで。そんなことを思う私もコドモですね。はいすいません。

2/20
頭が痛い。
母親の知り合いが代官山のヒルサイドテラスにカフェをオープンしたとかで、DMを配る手伝いをするといったらケーキを送ってきた。食ったこともないのに人に勧めるのもどうかという理由からだと思うが。
それを朝食がわりに食った。味は美味いが結構重量感のあるケーキだった上、起きるのが遅かったので消化しきるまえに昼飯がやってきた。
親が早く食えとうるさいので食う。
‥頭が痛い。
私は食いすぎ→頭痛と直結する人間なので、私にモノを食えと強制する人間には殺意を覚える。
それでも、あまりに頭痛が日常茶飯事なので、頭痛を理由に何かを取りやめていると何も物事が進まなくなる。というわけでKASIMIRのライブへ。
アルコール摂取すると血流が良くなって多少ましになるのでは(あと感覚が麻痺して頭痛を感じなくなるのでは)と思ってドリンクを飲み干し、開演をまつ。
しかし頭痛はましになるどころか胃のむかつきがどんどんましてきて、立っているのもつらくなる。
かといってせっかく体調不良を押してここまで来たのに一曲も聴かずに帰るのも腹が立つ。
という意地のみで最後まで何とか耐える。
ライブ自体は演奏も上手く、歌も上手く、曲も書けていてさすがベテランバンドという感じ。メンバーもみんな感じの良い人たちでよいライブだったと思う。だがさすがにこの体調では楽しめなかった。スマンKASHMIR。
帰りの満員電車は地獄だった。あのデブ親子は絶対あとで殺す。
そして家にたどり着いた後、とにかく胃の中のものを吐き出すのが先決と思いリバース。
胃を空にしてからうこんと頭痛薬を飲んで、しばらくじっとしている。(すぐに寝ないのがポイント)
ウコンが効いてきたと思ったら就寝。今日に至る。頭痛は治った模様。めでたしめでたし。

Posted by psi at 10:14 AM | eye catch TrackBack (0)
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