March 30, 2004

eye catch 3月27/28日 浅間温泉


高校時代のバンドメンバーと温泉へ。
バンドつっても明らかにウケ狙いのネタバンドでして、ギター以外楽器はほとんど弾けませぬ。
メンバーは以下の通り。

・バンドマン:アフロにパンタロンのボーカル。psiが担当。
・ギターヤギ:ギターを弾くヤギ。バンド中唯一の楽器の達人にして最強のボケキャラ。今春理系大学院を修了し、4月からコンサルに就職。
・ドラムヤギ:ドラムを叩くヤギ。4月から社会人3年目。大学時代はシャブ(自動車部の略。「シャブはお金かかるからさ〜」などと電車の中で話をされるとドキドキします)で毎週末峠を攻めていた頭文字T。Suedeとmanicsのファン。
・ベースヤギ:ベースを引くヤギ。高校時代はhydeさんサイズと呼ばれてhydeファンの愛玩物になっていたほどちっこい。今回のアシ、アルファロメオのオーナー。高給取り。社会人もうすぐ4年目。
・keyヤギ:キーボード担当ヤギ。大学時代は倫理専攻でそこはかとなくデカダンスを感じさせる。だけどカート経験あり(笑)。社会人もうすぐ4年目。

このほかにタンバリンを叩くヤギたんというのもいるのだが、今回は仕事の都合にて欠席。

まずは家の近いpsiがベースとともにベースの車で他の三人が集まる場所へ。
ベースは免許とってかなり経つはずだが未だにアルファのフロントとリアに初心者マークが燦然と輝いている。「なんで」と聞いたら「いや、下手に外車とか乗ってるとあおられたりするので‥‥」と強気なんだか弱気なんだかよく分からない発言。
集合場所に着くと案の定ギターヤギが抱えきれないほどの菓子の入ったコンビニの袋を抱えているので「おやつは300円までって言ったでしょ!」と叱責。
CDチェンジャーがトランクにあるので、3人の荷物を入れるついでに持ってきたティム・カレンのソロを投下。ベースを驚かせてやる作戦だったが(ベースは当時他の人が「サマキャンなんてアイドルバンドだ!」と馬鹿にするのを尻目にサマキャンファンをやっていた)、チェンジャーをあけると中にはKula ShakerやThird eye blindや挙句の果てにはボーイゾーンまで入っていて逆にこっちがダメージを受ける。つ、ツヨい‥‥負けた。

車は中央道を通って一路長野県へ。初心者マーク付の車に人々は優しい。たとえそれが外車でも‥‥。途中ドライバーが走り屋(ドラムヤギ)に変わるや、初心者マークアルファは猛然と追い越し車線を激走。人様からあおられるからという理由でついていたはずの初心者マークが人様をあおりまくるあおりまくる。
走り屋「あっ、この車メーター240(km/h)までついてるよ」
全員「240も出すな!(怒)
でも240まで出る車は100km/hで(‥‥ということにしておこう)走っても余裕感があっていいですね。5人も乗ってるのに加速も力があるし、安定感のある走りをします。私は運転しないので車のよしあしなんて分からないと思ってたのですが、ただ乗ってるだけでもかなり違います。ましてや運転を交代したドラムやkeyは大絶賛で、「運転しやすい!やはり買うなら外車だ!」と大盛り上がり。
ただ難点はウィンカーとワイパーの位置が逆で、オーナーのベース以外車線変更しようとして窓を拭くこと幾数回。そのたびに本人含め「うわっ!」と驚く羽目に。

まず伊那の梅苑に行ったのですが、梅、まだ全く咲いておらず
梅苑なのに「古代遺跡群」とかがあったので見に行くが、TRICKのセットにしか見えず
ふと見るとおじいちゃんが梅の向こうで太極拳みたいなポーズをしている。
「ヤバい、ヤバいよ、あのじいちゃん絶対呪ってるよ」
「上田! 上田はどこだ!」
「うっ、なにかフンのにおいがする」
「なんじゃ! このデカい大量のフンは!」
「撤収! 撤収!」
やけになって食い気に走るヤギ達。「梅ソフト」を大量注文。親父さん必死に大量生産。子どもも出てきて手伝う。でも気温が低いせいでソフトクリームがソフトにならず、生産に異様に時間がかかる。「すいませんすいません」と何度も謝る親父さん。むしろこっちがすいません。
ドラムは行きの車で散々櫻茶が不味いと騒いだくせにまた「櫻ソフトクリーム」をチョイス。懲りないヤギだ。

その後メシ(主に蕎麦)を求めて松本へ。松本城の駐車場に車を止めるとたむろしていたおじさんに「いやー、もう3時だから蕎麦屋はどこも閉まってるよ」といわれ、愕然とする。年頃の女5人がそろってアゴが外れんばかりの愕然っぷりを見せ付けたため迫力に押されたのか、城下の蕎麦屋はやっていると教えてくれた。
蕎麦を食って満足した5人は松本城内部へ。想像してたより5回りほど小さい城に驚く。
パンフレットを見て最盛期8万石という藩領を7万石に減らした小笠原、6万石に減らした戸田の責任追及などに忙しいヤギ。
松本城は守りやすく攻めにくくするために階段がめちゃくちゃ急です。一段60センチ以上あります。
ありえない登りにくさ、というか、上りにくい以上に降りにくい。怖い。これって守りにくく攻め易いのでは‥‥と思うがあえて突っ込まない。
「昔の人がこんな階段日常的に使ってたなんてウソだね」
「ありえないね。うちらきっと騙されてるね」
などと話しながら目は真剣に階段を下りる我々。ベースなどちっさいので一段ごとに階段にケツをつかねばならないほど。その様子を見て「かわいい‥‥」と口々にベースに惚れそうになるヤギ達。ちょっと変態じみています。
その瞬間、ズダダダダ、という音とともに隣の階段を駆け下りるオッサン一名
その場の全員の動きはピタリと凍りつき、視線は颯爽と去っていくオッサンに釘付けに。

「‥‥見た?」

「‥‥見た」

「惚れる‥‥」

「‥‥ていうかすでに惚れた‥‥」

いいものを見た満足感でいっぱいに胸を満たし、西友で酒を買い込み(※持込み禁止です)、宿へ。
「やっぱり松本城の職員になるにはあの技をテストされるのかな」
「きっと研修があるんだよ、マスターできないと売店要員とかにされちゃうんだ」

風呂を堪能したあと、「神業!超人99連発」を見ながら「この人は松本城よりすごい」とか「この人よりは松本城のほうがすごい」とか判定大会。

翌日は大王わさび農園へ。
昨日の梅苑より梅が咲いている罠
そしてまたTRICKみたいな洞窟を発見しては「絶対宝箱あるよ、この洞窟〜」「紋章入りの武器ゲットだぜ!」と騒ぐ平均年齢24歳5人。

その後帰途へつく。高速の途中で燃料が少なくなるが、オーナーのベースが眠りこけていて燃費が良く分からない。「高速降りるまでは持つだろう」と判断するが、途中でガス欠に。高速の真ん中で停まるとかなり顰蹙なので慌てて高速を降りて給油。最終ラップの最終コーナーでガス欠リタイアしたデーモン・ヒルの気分が味わえた。

Posted by psi at 08:30 AM | eye catch TrackBack (0)
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