August 09, 2003

eye catch 第三十二回


慶の街道をひたすら南下していると、日が暮れかかってきた。巧まではあと8里。
「どうする?」
「うーん、妖魔でるかもしれないしねぇ」
「じゃあ、野宿すっか!」
もちろん、里木なんてヤワな事は申しません。ふつーに野宿。…と、思ったら不自然なまでに突然少年が現れた。
「野宿すんのか?里木探すの手伝ってやるよ。ついでに途中まで一緒に行こうぜ」
と、言うのでバーサーカーズ的には若干がっかりしながら、断るのもなんだしなぁ…と思っていると、
「そう言えば、前にも会ったな!言い忘れたけどオレ六太ってんだ。よろしくな!」
と、もうすでに一緒に行くことになっている。ま、いっか。

本人が言うとおり、確かに今では存在を忘れかけている生き別れの姉が一緒だったときも現れた少年だ。そういうと、バーサーカーズの面々皆が口をそろえて「私もだよ」「オレもだ」などという。
PT全員に同じ顔の姉がいたという驚愕の事実はとりあえず置いておいて、自分たちが妖魔に襲われたとき、必ず現れた少年だというのが激しくバーサーカーズのココロを打った。
「もしかして、妖魔を呼び寄せるフェロモンとか出してんじゃないの?」
満場一致で六太を連れていくことに正式に決定した。

その仮説は完全にその夜実証された。
妖魔の襲撃である。
バーサーカーズは狂喜して、妖魔をばっさばっさと切り倒す。
相変わらず妖魔の血はひどくイヤな臭いを発して我々の服に染みついていったが、そんなことは気にならない。そして勝利。勝鬨をあげ、舞を舞うバーサーカーズ。
その傍らで血を浴びて放心状態になってブツブツ言っている少年のことなど目に入らない。

その様子↓(六太がヘンな顔しすぎてるので六太ファンに殺されると困るのでグロ画像のためモザイク処理しています。六太ファンではない人はこちらをどうぞ)
六太血に酔う後ろで踊るバーサーカー

Posted by psi at 03:12 AM | eye catch TrackBack (0)
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eye catch Comments

言い逃れじゃないもん!
私はとってもセンスィティブゥなのよ!
わーん!

…と、家出したんですが、もう帰ってきました(笑)。
傷付きやすいのも人並み以上ですが、復活するのも人並み以上に早いみたいです。

Posted by: psi at August 15, 2003 06:48 PM

psiさんはどうか知らんが・・・
夜紫野姉様はそんな人(「りゅ太日記の‘馬の尻尾’がとても気になって胃が痛くなって絵日記もままなりません。」というような、繊細な人)じゃないはずだ!
言い逃れです。いけませんよ。あなた、がんばる宣言してたじゃない。
シカシ φ(..)コノテガアッタカ・・・ヤハリ、サスガダ。

Posted by: りゅ太 at August 13, 2003 03:36 AM

あっさり負けました…

りゅ太日記の「馬のしっぽ」がとても気になって胃が痛いくて絵日記もままなりません。
と、りゅ太どのにお伝え下さい。

Posted by: psi at August 13, 2003 12:37 AM

あいかわらず、芸の細かいことで(モザイク処理後の六太)剣先イカじゃなくって検索解析でまさにこのコーナーが1番じゃね、更新もそれなりにしなければってことでいつもお疲れ様です。「りゅ太日記」もちょうどこの先のお話付近で更新まちになってます。(昨晩更新でここまで)どっちが早いか?競争ですな。私は読者ですからどっちでもいいのですが…妙なあっさり感があるので好きなんですがね。お早い絵日記更新お待ちしております。

Posted by: 鄭華 at August 9, 2003 02:10 PM