免許も取ったので、材料探しの旅に出させることにした。
堯天は何でも揃っていいところだが、物価が微妙に高い。東京に似てるな。
平均所得が高いからそれでも売れてしまうのだ。
旅に出るのはいいが、昂俊と来たらようやくシンヨウを一人で狩れるようになったばかりである。
一人旅は非常に不安。
かといって、わがままに振り回す可能性の高い昂俊を他人様と一緒に動かすのは気が引ける。
と言うわけで伝家の宝刀、サブキャラクリエイト発動。
これは完全に昂俊のボディーガード目的に作成したキャラなので、名前も適当につけ、
「決して姿を現さず、ないものとして振る舞え」
と、命令しておいた。
何を思ったか巧出身にしたので、慶までテクらせる。
さすが一撃型。さっくり堯天まで到着。
それでもまだレベルが低かったので、修業をしに江田で義勇軍に参加させることにした。
江田までボディーガード一号(以下一号)に付き添う昂俊。
付 き 添 う 昂俊。
うぷぷぷぷ。
なーにをいっちょ前に。
共闘がどのくらいの人数発生するかわからないので、一応まず二人で参加。
しかし山ほど共闘者があらわれたので、楽にクリア。
それでも経験値は結構もらえ、レベルの低かった一号はさっくりさっくりとレベルアップ。
「あ、もうついててくれなくていいわ。一人でやれるから」
と、あっさりリストラされ、とぼとぼと一人堯天に戻る昂俊。
あれ?本来自分がボディーガードに一号を雇ったんじゃなかったっけ?
などということは頭に浮かばない。
途中、足下に跳び出してきたヒソにサックリと短剣を突き刺す。
初めてその音が小気味よく聞こえた昂俊二十歳の夏だった。
ようやく匠師免許をとりました。
最初につくったものは…↓
明赤の鋲手 攻27/命12[耐5/5]
拳部分に鋲を埋め込んだ篭手。
やっぱり赤らしい。
期待を裏切らない男、昂俊。
これからもシャア専用冬器を作り続けます。
#明赤の鋲手は出来た瞬間に夜紫野が押収しました。だってそういう約束だったしね。
なんか、自分で書いたくせに昂俊編「第十回」を読むと気分悪いんですよね…
なんでかな〜、って、ちょっと昂俊を貶め過ぎたからのようです。
だから、最後の一文消してみた。
笑いの基本は自分を貶めること。サブキャラとはいえ、昂俊は私のキャラだから、遠慮なくくそみそにしていいだろうと思っていたんですが、あまりにキャラが私自身から離れ過ぎて一人歩きを始めたため、まるで人様をけちょんけちょんに言ってるような気分の悪さを覚えるのです。
多分、読んでる方も気分悪いと思います。すいません。
なんで、これから昂俊はだんだん独り立ちさせます。
こうね、成長のあとにスポットを当てて、あまり(あくまであまり)けなさないようにします。昂俊、強く生きろよ… ブーッ!(←ハンカチで鼻水をかむ音)
前回仕事の日々、なんてまとめてしまいましたけど、この間にも個人的なイベントはあったんですよ。夜紫野編を見てもらえば分かるように、メインキャラの夜紫野に接触したんですね。
その日の日記を昂俊の荷物からパクってきたので晒してやりましょう。
7月3日 木ようび
今日のしごともヒソのたいじでした。
レベルも6まであがりました。
しごとがおわって町をあるいていると、夜紫野にあいました。
しっている人にあうのはとてもひさしぶりだったのでとてもうれしかったです。
お茶をしながら、ぎろうに売られそうになったはなしなどをしたら、夜紫野はかわいそうがってお金をいっぱいくれました(※)。夜紫野はいつもボクにしんせつにしてくれます。夜紫野のためにもボクはりっぱなしょうしになろうとおもいました。※ 夜紫野の供述とどちらが正しいかは各自ご判断下さい。
で、これだけ仕事をして、おまけに夜紫野から金を巻き上げて、まだ免許取れないのかと言う疑問は当然でございます。
それがですね、こいつ、夜紫野にもらった金を何に使ったと思います?
服買ってんですよ、服。
お前はアフォかと。ヴァカかと。
何のために夜紫野が金出したか分かってんですかね。
その服ってのが例の『旅装』つー、防御力はないくせに回避だけ45もある、あれなんですけどね。店で旅装に目を止めて、タグを確認した昂俊の目のきらめきったらなかったですよ。
「当たらなければどうということはない!」
昂俊に声をかけようとしていた店員、ひいてました。
このガンオタが。ヒッキーのくせに。
お前はシャアなのか?キャスバル兄さんなのかと小一時間ry
こいつが匠師になったら、絶対『明赤の○○』とか『輝赤の○○』ばっかり作って
「シャア専用♪」
とかいってるに違いない。はっきりと確信できるね。賭けてもいい。
堯天についたらもう鬼のようにバイトの日々です。
もう所得税免除額超えるくらいの勢いで働きまくりです。
以下、仕事の記録。
ヒソ
ヒソ
ヒソ
ヨウワ
シンヨウ
ヒソ
ヒソ
ヨウワ
シンヨウ
しかしチリも積もれば山となる、ヒソも積もれば致死量を超える…なにいってんのか分かりませんね。とにかく、気付いたらレベル12になってました。
さすがに1ターンは大人しく墓を掘って埋葬の仕事をした。
か弱いと言っても曲がりなりにも男ですから、穴を掘るくらいはなんとかできます。
お墓を大量生産し終わると、昂俊は墓の前に膝をつき、目を閉じて柏手を打った。
(次は強い妖魔がでませんように…)
↑誰かこいつに墓と神社は別物だと教えてやって下さい。2,3発どついてもいいです。
翌朝。
昂俊は南の街道へとたったかたーと駆けて行く。
…って!また一人かい! 懲りねえやつ、というか長期記憶の能力に著しく欠けるやつだな…
まあいいですけどね。そうそうシンヨウばかり出るはずもないし。
ちぇっ、こいつそうやってこれからも世の中渡ってくんだろうなぁ〜
そういうやついるよなぁ〜
あー、悔しい!私!(←誰
実際、堯天までの道すがら遭遇したのはキキで、さすがにこれなら昂俊でも倒せます。
ふふっ、くやしいけど、堯天到着ね…(←だから誰
「おい、一人でホント、大丈夫か〜?」
「ええ、さすがに陸ではそんなに強い妖魔は出ないでしょうし。どうもありがとうございました!」
昂俊はペコリとおじぎをして、たったかたーと南の街道へ駆けて行った。
この男、全く分かってませんね。青年が何を心配してるかを。
妖魔じゃねーよ。お前の天然っぷりを心配してんだコラ!
あと1cmでカマ掘られそうになったの分かってんのか?
「70銭♪70銭♪」
はい、全く分かっておりません、と。
一度くらい痛い目見た方がよさそうですね。でも私はこのプレイ日記を別の意味のプレイ日記にする気はびた一文ござんせん!!やおいだのBLだのJUNEだのましてや薔薇族なんてもってのほか!(いや、↑これら自体を否定する発言ではありませんので悪しからず)
この日記のモットーは清く正しく美しく!暴力反対!男女平等!一日一善!一石二鳥!一家惨殺!…もとい、一家団欒!
て、今決めました。
なので、とりあえずケツが云々の話はおいといて、上から二行目の発言を後悔してもらいましょう。
【シンヨウ】HP:99/136
突上角!
昂俊に直撃! 95ダメージ!!
昂俊に命中。 45ダメージ!
昂俊は倒れた!
なんだかプレーヤ視点と小説風が入り乱れて全くと言っていいほど統一感のないプレイ日記となって参りましたが。
その青年が言うにはですね、青海には強い魔物が出るわけです。だから航海の安全のために腕に覚えのある人を用心棒としてただで乗せてくれるらしいんですね。
で、昂俊は腕に覚えがあるのかっつーとそんなものを記憶する脳細胞は持ち合わせているわけがなく、青年の仲間ってことで船の人をだまして乗せてもらったわけですね。
「お前がどれだけ戦えるか知らねえが、妖魔が出たら戦ってもらうぜ。そう言う契約だから」
青年の言葉にこくこく、と昂俊はうなづいたがいったいどこまで分かってるやら。
道中妖魔が出たものの、幸いオウムという最下級の妖魔だったので事なきを得、無事に清谷へつきましたとさ。
短刀しかもってない昂俊が空を飛ぶオウムとどうやって戦ったって? よくぞ聞いてくれました。
もし「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」(集英社刊)の単行本をお持ちの方がいらしたら、マァムVSアルビナス戦の所を御覧下さいな。
まず、ごろんと横になります。
(ここで青年の「おい!いきなり死んだフリかよ!」という絶叫)
仰向けに寝て下さいね。そうすると、空を飛んでいる敵は、真正面から攻撃するしかなくなるわけです。近付いてきたところをお得意の「めくらめっぽう短剣振り回し」の技で攻撃するわけです。
この技は失敗すると敵の攻撃を避けようがないと言う恐ろしい技なんですが、ケンカの仕方を「ろくでなしブルース」で覚え(未実践)、未だに才能と努力があれば「かめはめ波」が打てると思っているヒッキー昂俊(※)はそんなところにまで頭は回りません。
要するに頑張って奇策を用いたものの、勝てたのは結局運がよかったから、と。そう言うことですな。
※昂俊は一時登校拒否になって毎日「ダイの大冒険」を読みふけり→ポップの一挙手一投足に涙し→ゴメちゃんの死ぬシーンでは号泣して→しまいには脱水症状に陥ってはポカリを一気飲み→はじめに戻る というサイクルを繰り返していたひきこもりの過去をもつのです。
(「忠犬ハチ公」や「天空の城ラピュタ」のビデオでも同様の経験あり)
烏号は素通りして清谷行きの船へ。
免許代のため路銀を少しでも節約したい身としては、渡航費の安い船に乗りたい。
そう言うと、ビットに腰掛けていた船員らしき男は怪訝そうに顔を上げた。
「あ〜ん?」
男のしかめ面にも昂俊はニコニコしている。人見知りの割にはこう言うところの度胸は座っている奴である。(ただの鈍k…略
男は上から下まで昂俊を検分すると、
「ああ、いいよ、タダで。積荷と一緒に寝泊まりするんで良けりゃな」
「いいんですか!」
昂俊が顔をほころばせたとたん、背後から思いきり背中を叩かれた。
「おい、お前こんなところにいたのかよ!」
振り返ると見知らぬ青年が立っている。
「探したぜ、ったく」
船員の男は怪訝そうに昂俊を見た。
「連れがいるのか?」
「え、あ、いや…」
昂俊は混乱して男と青年を交互に見た。
「はは〜ん、お前、オレとはぐれたんで置いてかれたと思って慌てて船に乗ろうとしたな? おっちゃん、悪いけどこいつの乗る船は別にあるんだ。じゃあな!手間とらせたな!」
青年はまくしたてると昂俊の腕をとって強引に引っ張った。
「え〜と、あれ?ど、どうも、さようなら…」
船員に手を振ると、男は苦笑を返すのみだった。
倉庫街を抜け、市街まで来たところで青年はようやく昂俊の腕をはなした。
「え〜と、どこかでお会いしましたっけ?」
昂俊がおそるおそる訪ねると、青年は盛大なため息を漏らした。
「お前なぁ、まだわかんねぇのか?」
「ええ…失礼ながら記憶にないようです…」
「アホか!そう言う話じゃねえ!さっきの船!」
青年は周囲の人が一斉に振り返るほどの声で怒鳴った。
「さっきの船が、なにか…?」
「ありゃ、密輸船だ! 積荷と一緒って事はだ、積荷の内容を知れば殺されるし、そうでなくても売り飛ばされるのがオチだ!お前なんてひょろひょろしてるからあいつらに輪姦(まわ)された挙げ句、巧かどっかの妓楼に突っ込まれるだろうな、間違いなく」
ぽかーん、と口を開けて昂俊はその話を聞いていた。
「そうなんですか?」
「そうなんだよ!」
「…そうですかねぇ?」
「しつけーな!助けたのに礼もなしかよ!」
ぽむ、と昂俊は手を打った。
「そうですね。お礼を言うのをすっかり忘れてました。どうもありがとうございます〜」
ぐにゃぐにゃ、と青年は脱力し、ようやっと立ち上がると昂俊の肩を叩いた。
「とにかく、好き好んで密輸船なぞ乗らんでもただで慶へ行く方法はある。オレのPTも丁度慶に行くところだ。ついてこい」
「は、はあ…」
昂俊は言われるままに青年の後を追った。
案の定、追いはぎは昂俊を集中的に狙ってきた。
どう見ても一番弱そうだし、実際弱い。
「あわわわわ、あわわわわ」
昂俊はしゃがみ込んで頭を抱えると、片手は短刀を振り回す。
「ぐはっ」
などと言う声が頭上でするが、昂俊の耳には入らない。
とにかく必死で目をつぶって短刀を振りまわす。
はっ、と気付くと共闘者たちの姿は既になく、追いはぎもほとんどいなくなっていた。
残っているのは傍らでピヨっている追いはぎだけである。
短刀に血糊が付いているのを不思議に思いながらも、とにかく立ち上がる。
昂俊は共闘者がいて本当に良かったと思った。(微妙に違
あっ、そうそう、関弓で買った『二週間で免許皆伝!匠師への道』(税込み60銭)に「匠師たるもの、自らの武器の手入れには文字どおり一刀入魂の心意気で臨め。血糊の付いた戈剣を放置するなどもってのほかである」って書いてあったな。
危ない危ない。
昂俊は薄い微笑みを浮かべ、短剣を一心不乱に磨きながら烏号へと歩を進めた。
この間、悪い人にも妖にも全く遭遇しなかったのは、まこと幸い(※)と言う他ない。
※もちろん、不気味な性格に生まれついた幸いである。
烏号への街道へでると、また人相の悪い3つ子のチンピラに囲まれた。
つくづく絡まれやすいやつである。
見かねた通りすがりの人が助けてくれることになった。
「よし、作戦をたてよう。君の名前はなんていうんだい?」
なんてやさしい通りすがりの人。
しかし昂俊は人見知りなんである。そんな初対面の人にいきなり名前訊かれてももじもじするばかり。
オリジナルも不器用な愛情表現はストーカーの域に達してたからな。
そんなもじもじしてるあいだにチンピラが襲ってきた。
あわわあわわあわわわわ、である。
役所に斡旋してもらった仕事が宿屋の食堂のフロア係とはどういうわけだろう。
この男は客商売など向いていないのだ。
役所で書類を書いているほうが向いている。せっかくの簿記の資格も役に立たずだ。(もってません)
「3番テーブルさま、餃子定食上盛と特製ランチセットAと特製ランチセットBご注文です〜」
「いちいち長ったらしいんだよ!3番さん餃上、ランチA,Bです!でいいんだよ」
「そうですかすみません。…あ、あと青海風海鮮盛もいただきました」
「だから!(怒」
てな要領で、さっぱり仕事にならなかったので、30銭しかもらえず、改めて自分のトロさに気づいた昂俊は、関弓で役所仕事を続けてもしかたない。雁を出ようと思い立ち、食堂をたった一日で辞めた。
本来なら迷惑極まりないが、食堂のほうにしてみたらこんなやつにずっといられるほうが迷惑だったので快く許してくれた。
メインキャラを動かしていたおかげで慶と巧ではバイト代が70銭だということを知っていた私はわき目もふらず烏号から慶へ脱出することにした。
さて、サーバが復活したのに気をよくして、サブキャラを作った。
雁で匠師にさせてメインに武器供給するっつー目論見である。
昂俊という名前は中学生のころ書いていたアクションスパイ小説の準主人公から取った。
ちなみに主人公はメインの夜紫野を男にした感じである。
昂俊は小説では主人公と世界で双璧をなす銃の使い手だがある事件がトラウマとなって以降銃が握れなくなっていると言う設定だった。
今回十二国に誕生させた昂俊はトラウマなんてないのに弱いキャラである。情けない。
顔はまあまあイメージどおり。小説でも優男設定だった。
これから精進してロン・ベルクのように鍛冶屋だが魔界を含めて5指に入る実力者、みたいのになってオリジナル昂俊に恥じないやつに育てたい。
メインの朋友関係もあるからこっちのは厳選したい。
とりあえず、メインで握手し損ねた雁の人に声をかけたら快く応じてくれた。多謝。
いや、その前にメインと握手したんだけどね。
しらじらしく「登録ありがとうございます。これからよろしくお願いします」とかいって。
キャー!!赤面。
でも自作自演結構楽しい。
最初の更新メール。
いきなりごろつきに襲われる。
やべぇ、こいつこんなとこまでオリジナルの昂俊に似てやがる。奴も優男顔が災いしてチンピラによく絡まれてたもんな。
しかしオリジナルは「早く家に帰ったほうが身のためだよ」とかいってガンくれるだけで相手がちびって逃げ出す強者でしたが、こっちの昂俊は素で弱い。
しょうがないのでただの酔っ払いに短刀を使うという、やくざ顔負けの手段でなんとか酔っ払いをヌッ殺す。
匠師になるには免許がいる。それが500銭もする。(初期データでは100銭所持)
とにかくバイトするか。
役所に仕事をもらいに行く。
└ psi at 2003.08.15
・第三十三回
└ psi at 2003.08.16
・終戦記念日な訳だが。
└ 由慧 at 2003.08.15
・第三十三回
└ ナナミ at 2003.08.16
・第三十三回
└ 蒼海 at 2003.08.16