April 15, 2004

eye catch シネコン


会社の近くはろくな店がない。
したがって会社帰りに金を使う心配もない。

だけどひとつだけ評価できるのはシネコンがあることだ。

まあ、バブルの失敗そのものな街なので、シネコンなんてあっても客入りやしない。
なーにが新都心だっつーの。
しかし空いているので私としては嬉しい。

で、「グッバイ! レーニン」を見てきた。
アレックスはかあちゃんが何も知らずに幸せに死んだと思って幸せだし、ララは母ちゃんが真実を知って死ねてよかったと思ってるし、母ちゃんはみんなに愛されて自分は幸せだと思って死んでいったし、ものすごいハッピーエンド。はっぴぃえんど。

ベルリン好きにはたまらない映画。
私がベルリン(とか旧共産圏の国)に求めているのはまさにこれ。
おそらくアメリカの文化帝国主義に迎合しているように見えてどこかボタンを掛け違えている日本の歴史に重ね合わせてるのだと思う。

そういえば、某シンクタンクのレポート誌に私の写真入のインタビューが掲載されてます。
自分的にはもうちょっと一神教カルチャーに基づいた西洋個人主義への違和感を前面に押し出した話をしたつもりだったんだけど、わりとバカっぽい子になってて笑えます。
いや、校正は来たんだけど、修論で忙しかったから内容まで直してもらう気力なかった。

映画の話に戻ると、イノセンスも明日いっぱいなんだけど、明日はプレゼンがあるから無理だなぁ。
週末からはアップルシードロストイントランスレーションが要チェック。

前者は日本的なものをアメリカ的(ハリウッド的)文法で評価させようとしたもの。ストーリーはありがちだけどCGと音楽(ブンブン大活躍。あと教授も。これも外国的文脈で評価される日本のもの)がよさそうなので見てみたい。
後者は普遍的な「伝わらなさ」を日本という異国への強烈な違和感に重ねて描いたもの。「異国(日本)」への違和感をテーマの一部にしていながら、サントラを手がけたケヴィン・シールズはサントラにはっぴぃえんどの曲を採用するなど、日本人以上に日本のよさへの感度が高い。いや、そういうふうに思うこと自体私のセンスが西洋化されてしまったのか?
どちらにせよ、ケヴィンも、監督のソフィア・コッポラも日本で特に支持されている(多分)アーティストだという点が皮肉か。

↑この段落は前情報を頼りに適当にかいているので違ったらゴメンナサイ。
#すいません。"lost on translation"は5月からでした。

Posted by psi at 11:31 PM | eye catch TrackBack (0)
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Posted by: polyphone at August 21, 2004 05:50 AM