December 09, 2003

eye catch 腐女子のプライド


以前の日記で触れた元SHORT HAIR FRONTのキタオさんだが、関係者(?)の日記を読んでたら、ベリーショートのピン止めの娘が好きらしい。あーだめ、それ、全然ダメ。
私ベリーショートにすると普通に男前になっちゃうから。
しかも、あれだ。ベリーショートにつけるピンと書いて男に売る媚と読んでいいと思うね。
髪短いんだからピン留める必要ないじゃん。私はそんなことはしたくない。
したくないからといって美容院にいく余裕もなく、髪の毛が邪魔なので、洗顔中かっつーようなデカピン(ばっちんどめと我が高校では呼ばれていたが、世間ではどうなのか?)をつけたまま登校したりするのもそれはそれでどうかと思う。

■でも別に私はキタオ氏と付き合いたいわけではない。観賞用だ。あくまで。最近美少年ネタとかばっかだが、別に発情期なわけではない。むしろ付き合うとかなんとかそういう男は来んなって話だ。面倒くさい。お前ら全員美形になったら鑑賞してやる。だがそれ以上はこっちに干渉すんな。(シャレじゃないっす)別に今オトコがいるからとかそういうのは関係ない。今のオトコとはもう五年続いているが、お互いオトコとかオンナとか割とどうでもいい性分だからうまく行ってるといえる。
つまり私の萌えは二次元限定なのだ。対象が三次元なら二次元に落とし込め。
ヲタクたるもの平面世界で生きてナンボだ。

■我が研究室のあるビルのトイレの入り口は、冬になると天井の角にてんとう虫が密集する。なんでよりによっててんとう虫なんだ。今年は4、50匹といったところだが、一昨年は100匹くらいいて我が目を疑った。しかも黒いの。ゴキブリかと思った。
トイレなんだからゴキブリでもいいと思う。あと蛾とか。カナブンとか。蜘蛛とか。もっとありがちな何か虫がいるでしょう。まあ、ヤツらのノリ的には樹木の割れ目とか、樹皮の下とかにもぐりこむ感覚なのだろうが、ここはトイレだ

■まあ、でも蛾じゃなくてよかった。私はトカゲだろうが蜘蛛だろうがミミズだろうが大抵のものは素手でつかめるので、家で虫が発生すると捕獲任務には弟ではなく私が出動させられるくらいなのだが、蛾とか蝶だけはダメなのだ。なんだ、燐粉って。ふざけんなと言いたい。
おかげで十二国記オンラインで赤饅頭(※)つくるときもちょっとした冒険だ。クエストだ。「サマルトリアの王子と合流するには洞窟に行かなければなりません」みたいなね!

※作るためには「炎蛾の燐粉」が必要。

■そんなわけで、トイレのドアを開けたら使用中だった。女子トイレは個室が一個しかなくて、個室の外は非常に狭く、中で待っていると用を足す音がリアルに響き渡るので中では待たないのが暗黙のルールなのである。私は自分の研究室の階に女子トイレがあるから、使用中なら部屋に戻ればいい話だが、自分の階にトイレがない女子学生は面倒だろうなと思う。あーめん。
若干がっかりして戻ろうとすると、隣の男子トイレから勢いよく人が出てきて前を歩いていく。隣の研究室のドクターの人(以下ベージュ。いつもパンツがベージュだから)だ。私もトコトコと後ろをついて廊下を歩いていると、ベージュ(以下コーデュロイ。いつもパンツがコーデュロイだから)が油の切れたロボットみたいな動きになったかと思うと突然全力疾走しはじめた。私は若い女性の後ろから夜道を歩くサラリーマンの気分になって「違うんです!」と主張したい気持ちでいっぱいになったが、視界の先で必死に自分の研究室に入っていこうとするコーデュロイを見て、「ああ、なんか実験の時間とかあるんだろうな、角度とか」と気づいた。予想以上にトイレでくつろいで時間を忘れてしまったに違いない。そんなコーデュロイを想像したらちょっとかわいいと思った。
コーデュロイは背は低いが痩せ型で髪がサラサラで、どちらかといえばカワイイ。でもいっつもしかめっ面でタバコを吸っている。そういう人なのか(「俺に干渉すんなゴルァ!」的な)と思ってたけど、↑をみたら誤解かもと思った。私も三年生までは学科中の男子に「いつも一人でタバコを吸って干渉するなオーラを身にまとった近寄りがたいオンナ」と思われていたらしいし(研究室の同期Hクン談)。
そのあと昼飯を買いに1Fに降りたらコーデュロイが喫煙スペースでタバコをやはりしかめ面で吸いながら、ものすごい勢いで貧乏ゆすりしていた。私は「ああ、やっぱり彼の本性は臆病でカワイイ人なんだ」と思って少しだけ愛が芽生えた。

■‥というような意外性が必要だと思うんですよね。普通の愛には。単純にルックスのみで評価して三次元の人間に萌えた経験は近いところだと謎のボウズ二人だけだ。
そいつらボウズを最初に見たのは淡路の会議場で開かれた国際学会だった。一緒に行った研究室のオンナが若手研究者たちをみてキャッキャと騒ぐ。研究者は普段あまりスーツなど着ないので、学会に来るときはそこらのサラリーマンよりいい服を着てくる。そして、髪型も会社向けの無難なのにしたりしていないのでやたらオシャレに見えるのである。その上国際学会だから当然金髪碧眼とかの若者もいるわけである。健全な女子ならミーハー根性にチャッカマンだろう。私は健全な女子ではなく腐女子なので、三次元には目もくれない。でも健全女子どもが「じゃあpsiはどういうのが好みなのさ!?」とセクハラ質問をしてくるので、会場を見渡すと、
‥‥何じゃありゃー!!
ボウズ。坊主がいる。しかも3人。(日本人)
そしてスーツ。野球部甲子園入りみたいな。
3人のうち一人は割と普通だったが、残りの2人がすげー男前。
ボウズが似合うって相当私の中でポイント高いです。
彼らはその後の国内の学会でも見かけ、大体どこの研究室かあたりをつけたのですが、今となっては忘れました。その程度です。

※その程度ですが、「オレ? オレのこと?」と思った人は所属学会名を添えて私に連絡をよこしなさい。

■腹が減ったが生協がもう閉まってしまったので(食堂は今指導教官が食いに行ったので行きたくない)、ビルの1Fにある自動販売機のコーンスープを買ってきたんだが、あんまり熱くない上に、最後の七粒くらいが出てこなくてイライラする。人間テンパってるときは些細なことで腹が立つものです。
皆がメシを食いに出かけて、研究室に一人なのをいいことに、仁王立ちになって天井を仰ぎ、コーンスープの缶の底をバコバコ叩いていた私ですが、数分の後いい加減飽きてきたのと、上向きすぎで首が痛くなってきたのでやめた。コーン七粒分の代金をメーカーに負担してほしい。JTめ。

そんなわけでテンパりまえより更新しているのは多分あなたの幻覚です。デイドリーム・ビリーバー。

Posted by psi at 01:31 PM | eye catch TrackBack (0)
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Posted by: polyphone at August 21, 2004 10:50 AM